★阿修羅♪ > 議論22 > 773.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 文明人の課題 投稿者 レモンT 日時 2006 年 2 月 19 日 16:05:19)
という事ですね。
なるほど、その意味では、全ての生物が生態系の事までは心配して活動はしていないでしょう。
その意味では生態系の破壊を問題として感じられる人間は優秀なのかも知れません。
ところで私は人間の愚かさは自然を支配できると考えた所にあると思います。
自然の複雑なバランスを認識せずに比較的単純な方法で自然を支配できると考えてきたと思います。
物を燃やすという事が地球規模で問題になるとは思ってこなかったでしょう。
環境教育が必要です。
生きる為には自然を大事にしなければならないという事を充分に教えなくてはなりません。
*******************************************************************************
【レモンTさん】
文明人の課題
http://www.asyura2.com/0510/dispute22/msg/772.html
投稿者 レモンT 日時 2006 年 2 月 19 日 16:05:19: FYLJttlPZZkcc
(回答先: 自然に満足できない過剰な意識 投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 2 月 18 日 18:11:55)
隠喩的な書き込みでしょうから、あれこれ細かいことを言うのは野暮だと思うのですが、一点だけ指摘させてください。
生存のため、自らの足元を掘り崩すのは、人間の専売特許ではありません。
*******************************************************************************
【ワヤクチャ】同意します。しかし、自然に対する反発が最も強いのか人間のようにも思えるのですが。
*******************************************************************************
【レモンTさん】
極論すれば、およそすべての生物の属性だと思います。いわゆる天敵のいなくなった環境で、生物がどういう振る舞いをして、その結果どうなるか、ワヤクチャさんには言わずもがなだと思いますが、一応概観してみます。
生物一般が従っている「内なる衝動(本能)」を、「戦え(身を守れ)、食え(身を維持せよ)、繁殖せよ」とするのは、かなり一般的に思えます。限られた環境内で、たまたまその生物の「運が良かった」場合(天敵不在など)、必然的にその種の爆発的増大をもたらします。しかし、その生存を支える資源(えさ)は一般に有限ですから、個体数の増大につれて生存環境は悪化し、最終的にはその地の荒地化とその生物種の衰亡をもたらします。これは、生物界でかなり一般的なことで、文明人のやっている、いわゆる「自然破壊」は、これを大掛かりにしたものにすぎません。
*******************************************************************************
【ワヤクチャ】他の生物は自分が食えるものを食べつくしてしまうというぐらいが限界でしょうが、人間は空気の組成まで変えてしまうのですよ。あるいは自然には無かった物資をつくり出し生物全体に被害を与えています。この破壊行為は他の生物の追随を許さないぐらい凶暴なものです。
*******************************************************************************
【レモンTさん】
生態系(自然)がうまく働くのは、人間以外の生物が「自然」に帰依して賢いからではなく、端的に言って、天敵の存在を無効化できる「力」がないからです。
*******************************************************************************
【ワヤクチャ】そうですね。力が無い。納得です。絶対的な優位に自らの種を導くだけの力が無い。ところが人間にはその力があった。他の生物全てを支配できるのではないかと勘違いするほどに。そして、その力の乱用によって自らの足元を掘り崩している。力はあるが賢いとは言えない。
*******************************************************************************
【レモンTさん】
好むと好まざるとにかかわらず、「力」を持ってしまった人間は、忘れた(?)「自然」に帰るのではなく、なお近すぎる「自然」を振りほどいて、「超動物」になるしかないのではないでしょうか?
*******************************************************************************
【ワヤクチャ】自然の中に意識的に人間を回帰させる必要があるのではないでしょうか?意識の中では自然を対象化してはいるが、自ら進んで自然の一員として振舞おうとするというように。生態系に配慮する生物になるべきなのです。
*******************************************************************************
【レモンTさん】
蛇足ながら、私は、生物の本性から考えて、人間の本能を抑制することは不自然で、ゆえに無理と思っています。
*******************************************************************************
【ワヤクチャ】そうでしょうか?意識そのものが既に不自然なのです。自然を支配しようとする意識から自然に帰依しようという意識に変わる事は可能だと思います。現に私がそういう意識です。本能の抑制では無く、自然を支配しようという過剰な意識の抑制です。
*******************************************************************************
【レモンTさん】
むしろ本能のまま進むだけすすんで、どうにもならないところにまでいってしまったときこそ、変革のチャンスがあると考えています。
*******************************************************************************
【ワヤクチャ】どうにもならなくなる前に気付いた人間同士で解決の方法をさぐる方がよくありませんか?人間を鈍感だと決め付けてしまっては救いはありません。人間には理解力があると私は信じたいと思います。
*******************************************************************************
【レモンTさん】
私としては、そのときになしうる選択肢をできるだけ確保、あるいは増やしておきながら、今の狂奔をむしろあおる方が戦術的には有効かと考えています。
*******************************************************************************
【ワヤクチャ】気付かせる為に煽るのですか?それは目的に合った手段でしょうか?人間は既に間違った思想によって崖っぷちまで追いやられているのです。崖から転落しないように過てる「自然に対する思想」を批判すべきです。それが破局に対するブレーキです。啓蒙活動をやって行きましょう。間に合うかどうかを考える事よりも警鐘を鳴らし続ける事です。ワールド・ウォッチ研究所が長年に渡ってやってきたように。