★阿修羅♪ > 議論22 > 674.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 天皇たる存在と天皇論とを区別して考えたいと思います。 投稿者 張良 日時 2006 年 1 月 28 日 21:51:55)
張良さん、こんにちは。
今回のレスを一読して、張良さんの中では未だ「多神教的天皇論」の地均しが完了していないのではとの印象を受けました。
>こうした区別について、如往さんは疾うにご存知だと思います。こうした区別自体は何でもないことであり、区別された事柄が区別されたまま取り扱われる限り何の問題も起こりません。
>しかし思想は、それを抱く人の生活や行為に影響しない訳には行きません。茶碗と箸についての思想を持つ人は、自分の日常使う茶碗と箸について、何らかの自覚的意識を持つことになります。そこに、何らの思想を持たない人とは異なった態度が生じるでしょう。異なる選択、異なる扱い、異なる眼差しです。とは言え、そうした事が茶碗や箸のあり方を変える訳ではありません。存在としての茶碗や箸は、実生活の必要や製作上の技術に応じて、それ自体の条件の中で変遷することになります。
>天皇論は、現実政治の議論ではありません。しかし、現実政治に無関係でもありません。天皇に関する思想を持つ者は、そうした思想を持たない人とは違った態度で現実政治に臨む事になるでしょう。とは言え、現実政治がそれ自身の論理を貫徹して行くことに些かの違いもありません。
確かに上記のことをわざわざ解説するには及びません。それよりも、【天皇】が人々のethosにどのように織り紡がれているのか、その【天皇】とは何かを解き明かせば済むことですし、そうでなければ、最初の手続きとして張良さんというethosにとって【天皇】がどんな位置を占めるのかを解説することが必要でしょう。
おそらく、張良さんの中では「多神教的天皇論」に関して本質の措定の段階もしくは定義化の途上にあるのではないでしょうか。もし、真実そうであるのならば、究極的には個人の内なる信仰の問題に帰すべきことであり、これ以上の言及は詮無きことのように思います。
>今やUSは、紛うことなき軍事国家です。何時イラクのような目に合わされるか知れないと思っています。
上記に関し一つだけ質問があります。張良さんは日本の何とUSの何が相克の関係にあるとお考えでしょうか。
また、会いましょう。