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(回答先: ニートという言葉がなぜマスコミに躍り出たのか、なぜある時を境に姿を消したのか−企業は、労働者階級を求め、世間は若者を擁護 投稿者 乃依 日時 2006 年 1 月 17 日 23:25:58)
>世論は動かなかったからです。世間は、若者を養護したということです。
世間というか、何のキャリアもないニートが一人で就職活動を始めても、何の取り得もなければ民間企業はどこも採用しません。昔の丁稚奉公ですら親の紹介でやったと思うのです。ニートになった場合には、親、職安などの行政機関が積極的に動かないと、ニート一人の努力では抜け出せません。キャリアがないからです。逆に下働き、肉体労働のような仕事は行政が紹介すればあるから、ニートの人に振っていかねばなりません。民間企業はほっとけば優秀な人を採用しようとするから、アルバイトでも人を選びます。したがって、行政がほとんどニートの人を強制的な形で民間企業に派遣・出向させたあげることが必要です。
学校がきちんと進路指導をしてあげられなかった。「申し訳ない」である。学力崩壊も問題かも知れない。しかし、そんなんは実はどうでもいいのだ。まず進路をはっきりさせること。進学は手段であって、まだ進路ではないということを理解させること。進路というのはあくまで就職だ。進学は手段。進学が目標ではない。職業に就くことが目標だ。何の職業に就くか明確化させる。その上で学力を高めることが大事だ。何のために勉強しているのか分からないなら、勉強しても意味がない。これからは学校で一つ一つこの授業が将来職業についた時、何の役に立つか教え込んでいくが必要だ。勉強する意味を理解させねばならない。それが分からないからニートになる。
地元の民間企業はどうせほっといたら採用しないから「現在の若者は社会経験が不足しているのであなたの所にこの人を是非雇って欲しい。6ヶ月でもいい」と行政から頼まねばならない。しかも、そこがもし辞めねばならなくなったら次の就職先も紹介すべきだ。個人の就職活動では採用か不採用になるかは不確実だが、教育委員会や校長、進路指導の教師、職安などの行政機関の人間ならやろうと思えばできるんだ。だから行政なんだわ。どんどん振っていかないと。民間は無能な人をほっとくが、行政は無能な人にも仕事をどんどん振って、育てていくのが仕事なんだ。利益追求の民間がしない仕事をやるのが行政なんだ。学校・行政が動かないなら、子どもが直接電話をかけるより、親が頼む方がニートから抜け出すにはより確実だ。何のキャリアも取り得も実績もない人間にはそれが必要だ。派遣会社登録もニートから抜け出すためだけなら、悪くない。
学力より視野を広げることの方がよっぽど大事。「学歴がなくてもこういう所なら就職できる。でも、ここへ進学すればこういう所にも就職できる」ということが分からねば。目的意識のない人間に学力がつく訳がない。具体的な将来希望する職業名を言える人間だけが勉強できるのではないだろうか。