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自問自答することから始まるでしょう。
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投稿者 如往 日時 2005 年 12 月 12 日 20:27:34: yYpAQC0AqSUqI
 

(回答先: 「…かつて日本になかった市民革命…」は、如何にして可能か。 投稿者 張良 日時 2005 年 12 月 12 日 15:39:43)


 張良さん、はじめまして、こんにちは。


 『「・・・かつて日本になかった」』と、枕に置かれている断り書きをそのまま受けますと、日本における市民革命の可能性の考察はどうしても悲観的なものにならざるを得ません。日本人にとって市民革命の途を探るとは、民定憲法や農地改革等の他者から与えられた答え(戦後民主主義)を問い直すことに等しいでしょう。それはまた、裏口入学で学士になった者の学績が真に評価に値するものかといった疑義にも通じるところがあります。裏口入学であっても努力して単位を修得し卒業したのだから他人による謗りを受けることはないとの強弁を表向きには繰り返しても、余程の道義に無頓着で厚顔無恥な性格の持ち主でなければ、内心では学籍の根拠の脆弱性にたいする負い目を引き摺っていくことになるでしょう。この負い目(裏口入学や他者から答えを与えられこと)を人(日本人)は如何に贖うべきかという自問自答が、市民革命の可能性を展望する上でのメイン・テーマに据えられるべきかも知れません。

 >もちろん、何に対して団結するのかが問題ですが、先ずはアメリカとアメリカに操られる権力者達に対してということになります。そうした団結を作り出すことが、「…かつて日本になかった市民革命…」を実現することになるのではないかと思います。

 USの権力者達とそれに操られ、あるいは積極的に荷担する権力者達の策謀を見抜くことが重要でしょう。すなわち、彼等が彼等以外の人間をどのように考え、我々市民をどうしようとしているのかについて感覚を研ぎ澄まして捉えていく必要があります。そうした視座の共有化が政党的エゴを越えての市民の大同団結を可能にすると考えます。
 もちろんそれ以前には、例えば源泉徴収制度の廃止の意義や立憲主義の憲法の本義が権力の制限規範であるとの認識に至らぬ日本人の自立意識の欠如をどうすべきかといった等の問題が山積していますし、思考停止の状態に甘んじることを是認できない人間ならばそうした現状に直面せざるを得ないと思っています。

 また、会いましょう。

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