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(回答先: グローバル化ですか・・ 投稿者 ジャン 日時 2005 年 11 月 27 日 15:21:15)
「グローバル化ですか・・」と言われてしまうと、二の句が継ぎ難いですね。
「グローバル化というと、私にはアメリカ中心のグローバル化というイメージが強くて(ヨーロッパもあるし、もしかしたら将来、中国もあるかもしれないのに、資源のない弱い日本はアメリカのグローバリズムに飲み込まれているだけのような・・)、今の国内の行財政問題をグローバル化で語るのには、ちょっとなじめない感じがします。」
私の言わんとするグローバル化も、ジャンさんの仰るのと同じ意味です。「…アメリカのグローバリズムに飲み込まれているだけの…」日本のことです。日本経済がアメリカのグローバリズムに飲み込まれるにつれて顕在化したのが、今の行財政問題なのだというのが私の捉え方です。
「でも、いわれているとおり、行政改革は、リストラであり、できれば真の意味でのリストラクチャリングであるべきものです。」
「…真の意味でのリストラクチャリング…」とは、何をどうする事なのかですよね。ご存知のように、日本の地方自治は3割自治と言われてきました。自主財源が収入の3割しかないからです。権限となれば、3割もないかもしれません。何を如何すべきかは、ほとんど国において決められていて、地方の裁量など微々たるものです。自治体なのか国の出先なのか分からないくらいです。地方議会の審議が形骸化し、地方議員が住民の敬意を受けることが少ないのは、そもそも果たすべき役割が小さすぎたからだと思います。
「しかし、中央政府と地方政府との関係についてみると、三位一体改革を進めるにあたって、結局は、国が赤字原因を解消するのではなく、地方に移転するようなやり方で進むか。それとも増税によって税源移譲する、つまりは地方のせいにして増税するという方向に進みつつあるように見える。」
「…増税によって税源移譲する…」というのが何を指して仰っているのか分かりませんので、増税の件はひとまず置くとして、国の財政赤字による皺寄せを地方に迫っているのが実態だという点では、全く同意見です。だからこそ、地方分権も民営化もそのための口実・手段に他ならないと思います。仕立てられた方向での議論に加わるより、この事態を捉えて何が出来るかという方向で考えては如何だろうかと思うのですが。