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(回答先: グローバル化ですか・・ 投稿者 ジャン 日時 2005 年 11 月 27 日 15:21:15)
さて、地方自治体の行政改革について、国は、徹底的なサイズダウンとともに、地域のNPOや住民団体、民間事業者等との協働の推進を呼びかけている。
これは、公共的サービスが官だけの専売特許でくなったとして、官民の役割分担を見直し、広く様々団体の参入や協力によりかつての地域課題の解決を達成しようというものであり、新たな公共空間の形成などと呼ばれている。
しかし、行政改革がリストラであり、グローバル化の波であるとすると、地域の牧歌的な共同体意識や連帯意識に頼ろうとすることは、一種の矛盾を内包するようにも思える。
となりの雑談掲示板において、西洋の衣服を着てアジア的精神を守れとODA氏が述べているが、真に必要なのはグローバル化なのか、それとも古きよき日本的共同体精神であるのか。そして、それは、地方自治の中で両立していけるのだろうか。
今年は、やたらと民営化による弊害のような事件が発生しているようだが、これは、単なる過渡期の事件なのだろうか。
幼児殺害など犯罪多発の日本で、どれだけ社会常識と共同体意識が守られるだろうか。
中国の歴史をみれば、春秋戦国の混乱期に諸子百家が現れて、哲学を説き、その中で儒教が為政者にとりいれられ、朝鮮・日本と伝わってきた。
本当に、リスクの少ない社会は、儒教やキリスト教(はたまた神道)のような宗教か、徹底した教育の充実によってしかなしえないのか。
米百俵をたたえながら、ますます米百俵とは異なる方向に日本は向かっていないだろうか。
いろいな疑問はあるが、このまま借金まみれの行財政を放置しておくわけにはいかない。前向きに進むしかない。