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(回答先: 株式では海外勢の保有が、では国債は? 投稿者 健奘 日時 2005 年 11 月 03 日 12:31:24)
健奘さん、どうもです。
本題については、日本経済の供給力(産業競争力)が維持され、世界的に資金余剰が続くのなら、日本国債が買いのターゲットになる可能性はあります。
(日本経済が瓦解するかたちであれば日本国債は魅力を失い、暴落という状況を除いて買い意欲は高まらないはずです。日本株式にも同じことが言えます。株式は国債に比べ価格変動が激しいので短期で利を得ることができますから、今は買い意欲が盛んなだけとも言えます)
>つまり、日本国債が、1/5 ぐらいの価格になったところで、海外勢が、買いあがって
>いくような状態です。(当局者としては、その間の経過を考えないで済ませられるの
>であれば、結果として、国債価格が、今の 1/3 になってくれれば、ありがたいで
>しょう。海外勢プラス日本の一部の人達にとっては、これほどリスキーでうまい儲け
>話は、1世紀に1度あるかないかでしょうね。)
当局者にとって「国債価格が、今の 1/3 になってくれれば、ありがたい」ということはありません。
国債価格がいくらになろうと、当局者(国庫)の利払い金額・償還金額は変わりません。
(ハチャメチャに安く買った人は、債務が履行されるのなら、実質的に高い利率で利息を受け取り満額の償還も受けるのでメリットがあります)
ですから、メリットはなく、日本経済が瓦解しかねない国債の暴落というデメリットはなんとしても阻止したい(緩和したい)と考えるのが当局者です。
(金融機関が保有している日本国債は時価評価の対象から除外し、金融機関が必要とする資金を日銀が国債買い入れや低利貸し出しで供給すれば、金融機関は金利変動を乗り越えることができます)