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(回答先: Re: 「生きる意味」 投稿者 デラシネ 日時 2005 年 10 月 27 日 09:18:59)
デラシネさん。少し飛躍した話題ですが、知らないことでもないので少しだけ。
>神秘学上オカルトとして語り継がれてきた“アカシックレコード”。
>これが先端科学としての量子力学が理論的可能性とした「量子真空における“ゆらぎ”」や、
>心理学上においてユングの提唱した「集合無意識」等と見事に符合することは、今や我々は
>人類史上最大の発見を目前にしている状態にあると言えますまいか。
「アカシックレコード」は、過去や未来までの人間・地球・宇宙に至るすべてのデーターが詰め込まれた情報図書館みたいなものだと認識しておりますが、極論的に、仮にそれらがあったとして、それらを知ることによって得られるのは過去の歴史情報と、未来の予知情報ということであって、「なぜ生きるのか?」という根本疑問には答えることは不可能ではないかと思います。例えば最初のビックバンが起こって宇宙ができたとわかっても、なぜ宇宙はできたのかという理由はわからないように。
また、それぞれの人の前世がわかったとして、「あなたはカルマを解消する為に生きている」とか言われても、では「なぜカルマを解消しようとするのか?」と問えば、「進化のためだ」と言われ「なぜ進化しようとするのか?」と問えば、「生きるためだ」とかなって、結局戻ってくる。・・・と思っております。
極論的には、命ある存在の「生きる意味」というのは、決して見出すことはできないと思っております。
また、「アカシックレコード」なるものを創造して、“今”の時点において、過去と未来をさらに多様に肉付けしていることに過ぎないだけと思っております。そこのどこにも今、自分は生きていないのに・・・。ただの記憶(記録)なのに・・・。(人のこと言えませんが)
また量子力学が、観察者効果という「すべての物事は観察者によって変化する(創造される)」というような概念を創り上げつつありますが、デラシネさんの世界は、デラシネさんが把握し観察していることで現れているわけですし、「アカシックレコード」なるものの誕生も、デラシネさんが知らずに創造したさらなる宇宙観と言えるのかもしれません。
ただし、そこに期待し、縛られて「生きて」しまうと、俺みたいになりますよ。(笑)