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いえいえ,こちらこそ,無内容で,その上,何度も付き合って頂いて、もうしわけないです。
http://www.asyura2.com/0510/dispute22/msg/244.html
投稿者 NJ 日時 2005 年 10 月 27 日 07:01:52: OUBoEzfQNTDYo
 

(回答先: Re: さらに無内容ですが 投稿者 一鍼多助 日時 2005 年 10 月 26 日 21:18:56)

基本的にこう在ったらいいなあ、と考えていること、は変わらないんですが、(私、一鍼さん、一般化して、医療する側、受ける側の立場を超えて)、捉えている現実の認識に差があり、それに気付かず話しても、実りがすくない。または、捉えている現実の違いに気付くだけでも、そこから、(知らず知らず)一般化して(医療、とか、看護、とかって。)しまっている過程に修正を加え、自分の体験を超えて、もうちょっと一般化して捉えたい対象の認識が精度の高いもの、普遍性と個別性を識別した、要するに全体像を正しく捉えるために必要なプロセスと考えます。例えば、一鍼さんが医療にたいする評価を導き出されている過程に、自分の経験という限定されたファクターは不可避であるにも関らず、それだけから、医療一般を帰納(あってるかなあ)してほしくないなあ、というのもあります。経験から判断する、というのは、感情を伴う安定した理解を伴い易い点であながち間違った手法ではないと思うので、それなら、多くの経験(地域、立場を超える)を呈示してから、普遍的な(現実を反映した)認識を得るよう、もっていけば、と思って書いています。その過程で、自分の経験の普遍化できない個別性に気付くものですから。
わたしの具体例をしつこく書いているのは、そういうことだと、思ってください。

一鍼さんが、なされている家庭看護について書かれているところには、本人はそれが当然、と思って書かれているようなのですが、病院、または病院から派生する医療との、ちょっとした断絶を、なんか感じて、?不思議なのです。
私の所属する地域では、医師会の主催する「訪問看護システム」があり、また、病院各自が独自に展開する訪問看護システムもあり、そのうえ、地域の診療所の医師、看護士による訪問看護も行なわれ、互いに重なり合いながら、地域をカバーしています。これとは、べつに、老人施設が多くは系列の病院と連携しながら、ショートステイや、デイケア、家庭でのヘルパー業務を行ない、逐次ケアマネジャーに報告をすることで医療機関を手配し、独居老人の医療ニーズに迅速に対応するようになっています。それ以外にも、介護業者によるサービスもあります。病院が提供する高齢者向け集合住宅、というのもあります。病院に入院している人、施設に入所している人、家にいる人、それぞれに対応することが可能になっています。また、医師会の訪問看護センターは、各地域に結構(ないところがあるのか、はっきり知らなくてすいません)あるはずなんですが、、、。たとえば、丹後のような、過疎地でも、このような密接な連携は、都会の人間から見ても感心するぐらい、病院、介護施設の職員によって支えられ、行政によって手配されているようです。一鍼さんのところは、ちがうんですか、、、?
できるならば、家庭で最期を迎えたい.それは、当然なんです。が、お分かりのように、現実には、そうできない人が大勢いる。というより、私の住む地域では、そうできない人の方が、割合として多いわけです。全国的に見ても、ちょっと自信ないですが、多いと思います。一鍼さんのご家庭は幸運なほうで、そうじゃない方が沢山いらっしゃる、だからこそ、どうするんだ、どうすればよくなるんだ、という話なわけです。
病院には、伝統的にセイフティネットの役割がありました。昔から、独居老人、高齢者世帯、で自立できない人、病気が発生して入院し、全身状態が改善したが、一人では暮らせないひと、家族がいても面倒が見切れない場合、病院に入院していました。(社会的入院)これが、本来の病院業務とずれるという批判から、介護施設が設置されるようになり、今では、かなり、選択肢が広がり、重傷度にあわせて、病院以外に入られる人が増えていますが、全体として、自宅介護を選択した人も含めて、医療の手から、こぼれてしまう人が出ないよう、普段から、いろんな手を差し伸べているはずなんです。そこには、(私の患者さんの例で、何度も書いたように)当然、医師の往診もシステムとして、セットされ、実動している、ハズなんですが。一鍼さんの地域ではありませんか。ほんとに、そういったサービスを受けずに、介護を続けておられるなら、一度、行政に相談にいかれるといいです。当然、されたはずですが、、、、。身障手帳の申請をされたはずだし、降圧剤などの投与を受けておられるはずだし、そのために自力通院?されているはずだし、仮に病院とけんかしても、地域のお医者さんがいるはずだし、、、、ないんですか?でも、病院、四つも回った、っていうくらいだから、地域の医師会がないほどの過疎地とは思えないし。・・段々、また別の心配がでてきちゃったじゃないですか!
病院のセイフティネットの機能からいっても、病院が気に入らん!といっても避けて通れないところがあるでしょ。それなら、「病院が原罪として持つ何かがが悪い」とかって、早急な判断を下さず、個別に解決できる問題ではないのか、という視点を失わないで、ということでもあります。その具体例として、一つ前の投稿にこうすれば、という回答みたいなものを書きました。システムについて思考停止してしまうと、病院システムだから悪いんだ、ということになってしまう。違うと思う。医療従事者としては、個別、具体、前向きに!です。ていうか、係りの人に、もっとフランクに言ってみたらいいのに。病院によっては、アンケート箱が置いてあるようなところもありますよ。ご意見ください、私たちの気付かないことで、改善点があれば、教えてください、って。病院にしたら、患者さんの満足度はとっても大事だから、そういうことを言ったから、怒るような経営者は、いない、と思います。場合によっては、一鍼さんの病院ストレスも、それで解決!なあんだ、思ったより、深刻でもないし、簡単なことじゃないか、ってこともあり得る、と思う。つい、額に皺寄せて、医療の抱える問題が、、、って、深刻になっちゃうんだけど、スタッフの才覚の範囲で現場の業務内容として変えたら解決することはいっぱいある。
だけど、色んな矛盾の背後に、制度の問題は、大きなものとして、ご指摘のように、常にあるわけです。「病院」だから悪い、のではなく、制度の不備を是正し、より良い病院で医療・看護業務が形をとるよう、行政に、働きかける必要がある、ということを、「医者が、看護婦が」という視点以外にチャンと、ぶれずに、持ってほしい、と思うのです。だって、私の知ってる医療従事者は、みんな仕事熱心ないい人ばっかりなんだもの。悪い面、いい面、一緒に持ってるのが人間なら、その言い面をできるだけ出せるように制度がサポートしてくれたら、もっといいと思う。患者さんや家族の前に現れるのは、医者であり、看護士、でしかないので、そこにしか、批判の目が(届いているつもりでも実際の気持ちがついていってないでしょ、抽象的なもの、って憎みにくいでしょ。)とどかないことから、抜け出していただければ、と思います。
往診の話ににても、私の拙い経験を挿入しているのは、「往診することは、医師にとっても出来たら避けたい嫌なことでもなんでもないので、もっと、気楽に依頼してみてください、」という誘い水のつもりです。「往診という手段もあるのではないか」ではなくて、「あるんです。」。あんまり書くと家庭環境を興味本位に見たいのか、と思われてもいやだったから、言いませんでしたが、その方の家族とのつながりや地域性が病院や医院でお見かけするときよりも、生き生きと現実味を帯びてわかるので、私は好きなんです、って書くとまた間違われるなあ、医師にとっても必要な情報をあたえてくれるものです、はい。バリアーフリーなどの住環境はできているか、病院で椅子に座って待ってるのがしんどい、と言われるが、じゃ、杖ついてる人、ずっと歩いてないやろに、毎日、どんなことして、どんな姿勢で時間過ごしてはるんやろ、といったことが見えてきますし。(ああ、またはっきりいわんとあかんかもしれんから、いいますが、こういう情緒的なことを付け加えて書いてるのは、一鍼さんの式、患者>医者を、分ってますよ、というサインのつもりで、あちこちいれてます。一鍼さんの悪い印象をちょっとでも和らげて頂くためには、こちらにとっては当然で伝えなくても分ってもらえると思ってたこと、何ぼ入れても、入れたりんこと、ないみたいやから、、、)ただし、もしかすると、癌で死にかけてる方の往診、自宅看護はアリか。という設定であれば、ゴメンナサイ、“終末期”と分っているひと(脳血管障害のぞく)の自宅介護者のお宅に往診する機会はあまりないので、これは、コメントできません。一鍼さんの実体験は、こちらではないですね。町医者先生が投稿に書かれたシミュレイションにそって、まず、イメージされてください。わたしより、よほど、的確です。ただし、この投稿は、患者さんに向けた投稿ではない、ということをまず、ご理解ください。相手が誰で、どんなシーンで話すか、を絶対考えて話ます。これは、ムンテラではないわけです。医療制度について述べた新聞記事に対するアンサーであって、人格を設定しない不特定多数にむけられています。個人や、いわんや患者さんやその家族を対象にしての語り口でも何でもありません。むしろ、この文章の味は、そんな制度変革をすれば、かくかくの状況にほり込まれますぞ、という警告文であり、その印象を持ってもらうために、感情を交えず、医療行為のみ書かれてある、と読み取ってもらうのが正解です。改悪を意図する者への怒りも、表には出さないけれど、持っている文章です。だから、町医者先生はこの文章を取り上げられることを『いや』がるかもしれない、(つまり、投稿文が悪い、という一鍼さんの評価が、暗に入ってる)と危惧される必要は、ないとおもいますよ。ただし、先生はいい方ですから、意図せず傷つけてしまったあなたに、謝ってさえおられますね。一鍼さんも、医療行為が並べれれた文章を、我が身にひきつけて読み込んでしまい、他人事と思えず、医者から、冷徹な説明を受けたような、気分になっちゃった、ということですね。

ああ、またこんな時間になっちゃった、ダメダー。もうやめとく。
一鍼さんに、生き方、うんヌンを言った覚えはじぇんじぇんないです、もし、そう取れる部分があったんだったら、穴があったら入りたい!です。
あ、投稿してから、60時間に、ご飯,一回しかとってないので、このままだと、くたばっちまう。ちょっと休憩しますね。
ちゃんと、答えられてるかなあ。

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