★阿修羅♪ > 議論22 > 157.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: いつまでもアメリカのせいにするな。特にマッカーサー解任以後は 投稿者 たかす 日時 2005 年 10 月 12 日 13:59:11)
護憲・平和主義は左翼社共・労組の専売特許ではない。これまでは自民党内部が吉田的な軽軍事主義が主流だったので、党内の反対で自衛隊派遣が中止されたこともある。石原・安部・西村のような戦前志向が台頭したのは最近であり、まさに彼らの復古志向はネオコン派としか言いようがない。戦前だから戦前志向なのではない。戦前でも家父長的な戦前志向とリベラルな戦後志向はせめぎあってきたし、そのバランスの上で戦前民主主義は成り立っていた。伊藤博文も日露戦争には消極的だったし、明治時代の政治家が今のタカ派政治家や細木和子より復古的で古臭い考え方をしているかといえば、むしろ逆かもしれない。明治の人達の方が案外戦後志向で、平成の表面的な若作りの若者の方が意外と古風で戦前志向なのかも知れない。明治の貧乏な時代に車が走り回る戦後社会を予言した人もいるが、今はそれらが実現しきってかえって明治以上に過去志向になっているのかも知れない。明治時代はまだまだ日本は貧乏で、未来に期待したい所がある。今はあまりにも時代が進みすぎたのでまた戦前の昔に戻りたくなったような・・
とにかくこれまで保守本流といえば、国内的にも国際的にも左派以上に調停的な役割を持っていた。復古的軍閥的な保守が皮肉にも新保守なのである。保守の中で傍流であったので、これまで目立たなかったからかも知れない。今や保守は調停者たることをやめ、復古主義者に道を譲ったように見える。