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(回答先: 共産主義者とエスタブリッシュメント(億万長者)たちはとても仲良し 投稿者 接続中 日時 2006 年 1 月 11 日 16:23:30)
>私たち普通の日本民族なら、累進課税は、≪共産党宣言≫にも掲げられた政策綱領であるから、もちろん富豪たちがこの法案に反対したものと思い込んでしまう。ところが意外にも、アメリカの大富豪、ロックフェラーとその仲間たちの多くは、この法案を支持したのである。皆さんもご存知なように、累進所得税は、所得が多ければ多いほど、それだけ税率が高くなる仕組みになっている。このような税制は、貧しい人々に課せられた負担を軽減し、金持ちにその肩代わりをさせるものである。
>・・
>『ようするに、累進所得税は一般大衆のふところから徐々にその資力を奪いとるサイフォンの役割を果たした。それはあたかも柔道の寝わざのごとく、初めのうちは階級税として一般大衆を喜ばせておきながら、その後しだいに方向を変え、大衆からわずかばかりの余裕を奪い、大衆の蓄積を阻む悪しき税制と化したのである』」
いまいち、論旨がはっきりせぬ。「累進課税は悪い」という結論に誘導しようとしているように思えるのだがどうなんだろう?
問題なのは、「累進課税の抜け穴」の方だろう。ロックフェラーたちが利用した「抜け穴」は「免税財団の抜け穴」であり、「財産評価の抜け穴」だ。
* たぶん、「分離課税の抜け穴」もあったのではないか?
従って「累進課税は悪い」ではなく、「累進課税の抜け穴が悪い」という結論にならなければならないはずだ。
引用部分の趣旨もおそらく「累進所得税(は抜け穴によって本来の姿を失って)・・大衆の蓄積を阻む悪しき税制と化した」だろう。
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上記ブログの著者の意図は何なのだろう? その論理構成からみると、
共産主義者は累進課税論者である。
ロックフェラーも累進課税論者である。
従って、「共産主義者とエスタブリッシュメント(億万長者)たちはとても仲良し」
という、似非論理を使って、読者を誤導しようとする意図が見受けられる。
* 論理的には、「AならC」かつ「BならC」であっても「A=B」にはならない。
たぶん、累進課税にうらみつらみを持った、高額納税者なのだろう。
高額所得者が高額の納税をするのは、ノーブル・オブリッジなのだから、もっと誇りを持てばよいのにね。
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http://csx.jp/~gabana/Zaakan/hibi0407/hibi-niisi040714.htm
1910年までに起こったアメリカの累進所得税を定めた合衆国憲法修正の動きは、大富豪ロックフェラー家にとっても一大事であった。かくして彼らにとって大打撃となるはずの累進所得税も、悪魔のような細心さで巧妙に抜け穴が作られていった。会計専門家の総力をあげたロックフェラー家の企みは「税込み計画」をもって、いつしか累進所得税は彼らに高い税率をかけるどころか、逆に一般国民からはささやかな蓄財余裕を奪うものへと変化していくのだ。更に、自らは税収を逃れながら、そのライバルには苛酷な税負担と社会主義を押し付けることで弱体化させた。
ネルソン・オルドリッチ・ロックフェラーの母方の祖父、ロードアイランドのネルソン・オルドリッチは当初、累進所得税を社会主義および共産主義的として非難している。ところがそのオルドリッチが突然自説を覆して憲法修正条項の実現を促すのだった。この時点でロックフェラー家の悪しき工作は完了していた。彼らは4つの免税財団をつくって税金を免れ、資産の移動を実行していた。資産税や相続税の支払いに苦しむ大衆をよそに、ロックフェラー家はそれらを払わないで済ませている。毎年の膨大な利益の半分を財団にストックしながら、彼らが支払わなければならぬ所得税から寄付金を差し引いた。財団そのものは所得税を支払わなくて済むので資産が増えていくのだ。彼らの財団は「利益の確保のためではない」ことを強調するあまり、それでは「免税のためなのか?」と逆に疑わせることになろう。そればかりではない。彼らは財団資産を不動産ならびに有価証券に替えて保有、その運用でさらに巨額な利潤を引き出していた。
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