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(回答先: 『犬と鬼―知られざる日本の肖像』←「・・・がありながら、なぜ日本は道を踏み外すのか?」 投稿者 姫子音 日時 2005 年 12 月 11 日 05:07:49)
ぼちぼち△
よかったらひとことここに感想などお聞かせ下さい。
新規登録しようとしたのですが、エラーが出て出来なかったので、ここに張り付けます。
以下、本文。
『犬と鬼―知られざる日本の肖像』←「・・・がありながら、なぜ日本は道を踏み外すのか?」
http://www.asyura2.com/0510/bd42/msg/351.html
投稿者 姫子音
と言う投降があったので、早速近所の図書館へ行って目を通してみた。
日本在住の外国人によるこの本は報告書のような印象をうけた。
イェール大学に通い、ローズ奨学金を得てオクスフォードに学んだエリートが日本の片田舎での生活で満足するはずがない。
世間を納得させるような解説説明がなされる、と言うところに彼の役割が見出される。
終戦後、GHQ占領下にあった日本に進駐軍が入ってきた。
その中に、ドナルド・キーン氏と同志社大学名誉教授を努めたオーテス・ケーリ氏が居た。
親日家で知られるドナルド・キーンは今でも顕在であっちこっちで講演している事を聞く。
オーテス・ケーリは、自著(「天皇の孤島 : 日本進駐記」他)の中で 昭和天皇の弟高松宮に面会し昭和天皇の人間宣言のアドバイスをしたと述べていた。
そして天皇の「人間宣言」の内容は自分の助言が取り入れられていたと。
2004年第四回大佛次郎論壇賞受賞した「国民の天皇 戦後日本の民主主義と天皇制」の著者ケネス・ルオフ 。
女帝論が飛び出してきていた頃、いち早く日刊ベリタ記者がインタビューして、彼は「女帝論容認」を唱えた。「女性天皇が国際結婚しても良いではないか」とまで言っていたと記憶している。
エリート親日家、日本在住の外国人、日本研究家の発言は、
日本の行く先々を先取りしているのか、日本人がまねしようとしているのか。
彼らの意見をありがたがって聞き入れ、彼らの言ったように替わってきてしまった様に思える。
そこに彼らの役割があるとしたら、日本は見事に替えさせられてしまった。
ヘレン・ミアーズの書いた「アメリカの鏡・日本」は、報告書の様ではあるが、報告書の域を超えて胸を打たれるものがある。だから、1948年出版直後マッカーサーによって日本での発行が許されずアメリカでも再版されなかったのであろうか。
今でも語り読み続けられている「エドワード・モース」。
私は読んではいないが、何時も引用される「モースの見た日本」の断片に、共感できるものだ。
それは、当時の秩序正しい日本の価値觀でもって築き上げた日本人がすばらしかったのであり、それを見たモースは西洋にないものを感じ驚愕したに違いない。
しかし、彼等はモースの報告書どうりに西洋を構築しようとせず、日本をどう料理しようかと色々策を練ったことだろう。
そこに西洋と日本の本質的な違いがある。
日本は西洋がすばらしいと思い、こんな日本にしてしまった。
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