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(回答先: 重村智計拓殖大学教授が書いた現代用語の基礎知識はイデオロギー色全開 投稿者 あめぞうもなー 日時 2005 年 12 月 11 日 23:57:16)
意図的に解説しているのかは分かりませんが…
>70年以降は、日本社会党が北朝鮮に「従属」する政党になった。共産党は「従属」を拒否した。
>共産党に対しては在日朝鮮人の帰国事業を積極的に推進した責任を問う批判がある。しかし1970年以降の日本で北朝鮮を冷静に見続けた政党は日本共産党だけであった。
>ただ、共産党は拉致問題解決に熱心に取り組んだ党員を除名したため、後になって批判された。
特に共産党についての記述に関して言えば、一見すると評価しているようにも見え
(「従属」を拒否したことや北朝鮮を冷静に見続けたなどの指摘)ます。しかし
一方で帰国事業の件や拉致の話では一方的な言い分を記述しています。
重村氏が問題というよりも各方面がこれを読んだとき(共産党から自民党まで)、
どちらとも文句が言いがたいような説明をしたのではないかと思います。
一方で評価するような記述をし、一方で批判的な記述をする。
ある種の「中立的」体裁をとったようにも思えますがずるい方法のような気がします。
何故なら、重村氏の「共産党批判」は重村氏自身の持論で批判している訳では
ありません。
>共産党に対しては在日朝鮮人の帰国事業を積極的に推進した責任を問う批判がある
>ただ、共産党は拉致問題解決に熱心に取り組んだ党員を除名したため、後になって批判された。
重村氏の考えではなく、別の人たちが批判してきたことを解説に入れているのです。
ですから、もしこの解説に抗議の声が上がっても「私はそういった批判の声が
あることを解説に載せたまでだ。私の考えを代表している訳ではない」と
言い訳されてはどうしようもありません。
では重村氏は実際どうなのかは分かりませんが、このような「批判の声」をそれも
共産党のみだけに言及するのは「偏り」があるといわれても仕方ないと思います。
話はずれるかもしれませんが、「中立」を目指すのならば、あめぞうもなー氏が
おっしゃられるように「韓国軍事政権の人権侵害やそれと癒着した自民党政治家、
あるいは北朝鮮帰還事業への故・小泉元防衛庁長官の関与」もそういった「批判の声」
があるとして記述してもいいのではなかろうかと思います。そうすると当然、共産党
が主張する「公安に関与したから除名」云々の話を載せても全然「偏向」した
解説にはなっていないと思います。
事実と事実でないこと(要するに嘘ですが)を混ぜると非常に混同してしまいます。
嘘ばっかりならば見破られてしまいますが、事実と嘘を上手い具合に混ぜ合わせると
騙されやすいです。
私の結論で言えば、そのような解説がなされていてももはや体制寄りの言論があたり
前になってきている現在、私にとって別に驚くべきことではないのですが、いつまで
もそういうことを続けていると後で(私たちにとって)痛い目に遭うような気がします。
しかし、用語の解説書ですらそのような状況なのを読んで、「調べ物の事典」ごとき
だと思って侮ってられません。気をつけたいと思います。
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