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(回答先: <平澤(ピョンテク)>人権活動家を釈放せよ(1) 反基地活動で拘束されたパクレグン氏、チョベッキ氏(レイバーネット) 投稿者 gataro 日時 2006 年 3 月 25 日 19:07:13)
http://www.labornetjp.org/Members/Staff/blog/228 から転載
韓国内282の社会団体、声を揃えて人権活動家釈放要求
「無力な人々と共にすることは 人権活動家の宿命的責任」
キムサムグォン記者 quanny@jinbo.net
3月15日、平沢で政府の強制執行を阻止して拘束された人権運動サランバンのパクレグン常任活動家と、天主教人権委員会のチョベッキ常任活動家の釈放を要求する声が強まっている。
二人の活動家が拘束されると全国の人権団体がいっせいに反発し、声明を発表した。続いて全国282の人権・平和・市民・社会団体は『人権活動家パクレグン、チョベッキ釈放のための緊急行動』(緊急行動)を構成し、22日に安国洞ヌティナム・カフェで共同記者会見を開き、拘束者釈放と平沢米軍基地拡張計画撤回を強く要求した。
「人権活動家拘束、参与政府が指向する不拘束捜査の原則にも反する」
この日の記者会見に参加した民主社会のための弁護士の会のイソクテ会長は、パクレグン活動家について「楽な公職の機会も拒み、人権の現場になければならないという信念で、今まで現場で自分の席を守ってきた人だ」と評価した。続いてイソクテ会長は、裁判所の人権活動家拘束決定について「拘束された活動家が証拠隠滅と逃走の憂慮がない積極的信念の擁護者だというのは誰が見ても明白」として「それでも裁判所が活動家を拘束したのは、参与政府が指向する不拘束捜査の原則にも背いている」という見解を明らかにした。
パレスチナと韓国で平和活動を展開してきたパレスチナ平和連帯のミニ活動家は、パレスチナ農民の言葉で発言を始めた。ミニ活動家は、「パレスチナにも平沢と似たような状況が起きている」とし「最近パレスチナを訪問した時に、イスラエル政府が手紙一枚でパレスチナ農民の土地を没収するのを見ることができた」と話した。
続いて彼は「パレスチナの農民に韓国の平沢の状況を話したところ、彼らが『韓国は米国の植民地なのか』と尋ねた」とし「しかし、その質問にはもちろん『そうだ』、『違う』と答えるのは難しかった」と述べ、平沢問題を見るパレスチナ農民の視点を伝えた。
「両親を故郷から追い出す韓国政府、『破倫政府』以外の何ものか」
続いてミニ活動家は『恥じ知らずの政府』、『破倫政府』、『心臓がない政府』という表現を使いながら、米軍基地拡張を強行する韓国政府の形態を強く糾弾した。
ミニ活動家は「警察に殴り殺される農民はどれぐらいいるのか、また暴力を振り回して人権活動家を捕まえて行くのか、わからない」とし「その意味で韓国政府は恥じ知らず政府だと考える」と述べた。彼はまた「もし誰もが両親が故郷で余生を送ると言えば、その意を聞き入れるのではないだろうか」と尋ね、「ところが警察を動員し、そんな両親を追い出すことを今、韓国政府はしている。これこそが『破倫政府』以外の何物だろうか」と嘆いた。
最後にミニ活動家は「韓国政府は『どうすれば権力と利益を取れるのか』を考えるだけで、何が正しく、何が正しくないのかについて考えていない」とし、「そうした面で韓国政府は心臓がない政府であり、平和を守る意志もなく、能力もない政府」と批判した。
「人権活動家人権擁護活動、人権保護の『最後の砦』」
この日の出席団体は記者会見文で「人権活動家は貧しく無力な人々の権利が、特権により剥奪される現場で共に行動する宿命的責任がある」とし「行政府、司法府、立法府が先頭に立って国民の人権を侵害するような状況で、人権活動家たちの人権擁護活動は、人権保護における『最後の砦』になるほかはない」と述べ、拘束された平沢で人権活動家による『抵抗』の正当性を強調した。
続いて彼らは「数十年間、素裸の身で作ってきた生命の野原を米軍の侵略基地にするという発想は、国民の平和的生存権を剥奪する人権蹂躙」とし、△平沢米軍基地拡張と強制土地収用の即刻中断、△平沢住民の平和的生存権の保障、 △パクレグン、チョベッキ活動家の即刻釈放を要求した。
アムネスティ、「韓国政府、平沢居住民生存権と居住権を威嚇」
一方、この日参加した国際アムネスティ韓国支部の金ミョンシク・キャンペーンチーム長は、平沢問題に対する国際アムネスティの公式な見解を説明した。金ミョンシク・チーム長は「国際アムネスティは、韓国政府が平沢居住民の生存権と居住権を威嚇していると判断している」とし「したがって居住民移住問題について本質的に再議論することを要求する」と明らかにした。
また、人権活動家拘束に関し、金ミョンシク・チーム長は「当時、平沢でいかなる物理力も使わなかった人権活動家を拘束したのは明白な人権侵害」と指摘し、「国際アムネスティが彼らへの緊急救命の呼び掛けを推進する計画」と付け加えた。これに伴い、韓国政府は国内ばかりでなく全世界100余か国、10万の国際アムネスティの会員から人権活動家の釈放要求という圧力を受けることになるものと見られる。
パクレグン、チョベッキ活動家に対する国際的な救命活動と共に国内緊急行動所属団体は、活動家連行・留置過程での警察人権侵害に対して24日に国家人権委員会に集団陳情を提出し、来週中に裁判所に拘束の適法性についての審理を要請する計画だ。また、平沢問題に対する世論を拡散させるために、ソウルで対市民宣伝戦とキャンドル文化祭を開催する予定だ。
2006年03月22日17時21分