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(回答先: 在日のすべてが強制連行ではない---(2006.2.15 民団新聞) 投稿者 Sirent Tears 日時 2006 年 2 月 17 日 20:21:06)
植民地の民衆に憎まれるようなことをしてきた自覚があるからこそ、恐れおののいて逃げたんではなかったかな。日本人にもいい人や悪い人がいるわけだから、個々には様々なケースはあっただろうが、植民地支配というのは一般に民族のプライドをずたずたにするものなのだ。
「国家の品格」の著者である藤原正彦氏の母上、藤原ていさんが著した「流れる星は生きている」を読むと、植民地支配の精算を押しつけられた日本人の痛苦がよく分かる。支配された植民地の民衆だけがプライドを傷つけられたのはでなく、植民地の日本人も植民地支配の負の遺産を背負わされたのだ。いわゆる「中国残留孤児」問題もそのひとつと言えよう。
また植民地支配を合理化するために必ず持ち出されるのは、「未開の地を植民地にして開発してやった」式の強弁だ。イギリスの植民地主義者がインド支配の合理化に必ず持ち出すのがこの論法だ。歴史をきちんと勉強すれば、この論法がどれほど欺瞞に充ちたものかはすぐ分かる。
要するに、ひとつの民族(あるいは国)がどういう進路をとるかは、その民族(あるいは国)自身が決めることなのだ。これを民族自決権という。ごう慢に外から押しつけるものではない。
まぁ、病膏肓にして「つける薬のない」状態の人もあるから、いくら言っても仕方がないか。