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(回答先: ベネズエラの問題は中南米史全体を踏まえて見る必要があると思います 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 8 月 30 日 17:18:49)
この「ベネズエラ刻々」は最もたちの悪いプロパガンダの一形式
この「ベネズエラ刻々」が個人のものであるのか背後に何かが潜んでいるのか、という問題ですが、いままでの大手メディアによるプロパガンダ、そしてそれに直接・間接的にCIAが関与してきた歴史を考えると、そのバックに欧米資本に雇われた宣伝の専門家が潜んでいると見た方が正確でしょう。彼らは各個人が全くそうとは意識できない状態でも、各個人を彼らのプログラムに沿って動かすだけの戦術を数十年かけて蓄積していますので。
たとえそれが個人の意思によるものであったとしても、インターネットによって世界中に発信される情報になっている以上はすでに「個人的な感想」のレベルを超えたもの、情報を発信する個人としてその情報に関わる地域や歴史や集団に対する責任を負わねばならないものであろうと思います。「個人的に発する情報」だからその情報発信者としての責任を逃れうる、というものではありません。
確かに匿名取締役さんのご指摘にもあったとおり、中産階級以上の者たちが住んでいる地域ではあるバイアスを持った情報が主に飛び交うことになりますが、それに何一つ疑問を持たず、本気で手に入れようと思えばいくらでも手に入る情報に触れようともしないのは、「個人だから」ということで責任逃れの出来ることではないでしょう。情報はその発信者から離れた瞬間に「個人のもの」ではなくなるのです。
だいたいスペイン語もままならない、ニュースを見てもどちらの陣営かすらわからない、と本人が言うような状態で、どんな情報発信の責任が負えるというのか! 友人とのメール交換ならともかく! そんな状態でこのような情報発信口を開設すること自体が、すでに『ネタ割れしている』と考えるべきでしょう。どんな厚かましい誰が、そんな右も左もわからない状態で情報をまとめて世界に発信しようとするのか?! 馬鹿馬鹿しくて話にならない!
はっきり言いまして、この「ベネズエラ刻々」は、「個人の責任」に対して非常に甘い「民主主義社会」の特徴を悪用した、極めてたちの悪い親米・親巨大資本プロパガンダの一形式であろうと思います。