★阿修羅♪ > 戦争73 > 490.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 731部隊日本側文書と米軍に提出した人体解剖記録発見 【ワシントン=共同】 投稿者 木田貴常 日時 2005 年 8 月 17 日 15:55:22)
731部隊に現金供与 人体実験データ目的に '05/8/14
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200508140119.html
--------------------------------------------------------------------------------
【ワシントン14日共同=太田昌克】第二次大戦中に中国で細菌による人体実験を行った旧関東軍防疫給水部(七三一部隊)の関係者に対し、連合国軍総司令部(GHQ)が終戦二年後の一九四七年、実験データをはじめとする情報提供の見返りに現金を渡すなどの秘密資金工作を展開していたことが十四日、米公文書から明らかになった。総額は、国家公務員(大卒)の初任給ベースで比較すると、現在の価値で二千万円以上に達する。
人体実験で三千人ともいわれる犠牲者を出した同部隊をめぐっては、GHQが終戦直後に戦犯訴追の免責を約束したことが分かっているが、米国が積極的に働き掛ける形で資金工作を実施していた事実が判明したのは初めて。文書は、米国が七三一部隊の重大な戦争犯罪を認識していたにもかかわらず、細菌兵器の開発を最優先した実態を記している。
文書は四七年七月十七日付のGHQ参謀第二部(G2、諜報部門)=肩書は当時、以下同=のウィロビー部長のメモ「細菌戦に関する報告」と、同月二十二日付の同部長からチェンバリン陸軍省情報部長あて書簡(ともに極秘)。神奈川大の常石敬一教授(生物・化学兵器)が米国立公文書館で発見した。
両文書によると、ウィロビー部長は、七三一部隊の人体実験を調べた米陸軍省の細菌兵器専門家、フェル博士による部隊関係者への尋問で「この上ない貴重なデータ」が得られたと指摘。「獲得した情報は、将来の米国の細菌兵器計画にとって最大限の価値を持つだろう」と、G2主導の調査結果を誇示している。
具体的な名前は挙げていないものの「第一級の病理学者ら」が資金工作の対象だったと記載。一連の情報は金銭報酬をはじめ食事やエンターテインメントなどの報酬で得たと明記している。陸軍情報部の秘密資金から総額十五万−二十万円が支払われたとし「安いものだ」「二十年分の実験、研究成果が得られた」と工作を評価している。
当時の二十万円を国家公務員(大卒)の初任給ベースで現在の価値に置き換えると二千万−四千万円に相当する。
GHQ中心の調査は、フェル博士が四七年六月に中間報告をまとめた後も別の専門家が継続。四七年末の別の米軍資料は総額二十五万円が支払われたとしており、資金工作がその後も続いた可能性を示している。