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(回答先: ガザ:撤退開始で、パレスチナ人は歓喜 連日、勝利を祝う (毎日新聞) 投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 8 月 17 日 10:51:00)
ガザ、イスラエル軍が強制排除開始へ 入植者3割が残留
朝日新聞 8月17日12時42分
http://www.asahi.com/international/update/0817/004.html
イスラエルのガザ入植地からの撤退は17日午前0時(日本時間同日午前6時)、入植者が自主的に退去する期限が切れ、夜明けから治安当局による強制排除が始まる。最大の入植地ネベデカリムでは、撤退を妨害するために応援に来ていた右派勢力と治安部隊が小競り合いを起こし、約20人が拘束された。排除に向かった軍の車両が未明にガザ近郊の基地を出発したが、道路で反対派の封鎖にあって立ち往生しているとの情報もある。
すでにガザの入植者約9000人のうち約7割は自主退去した模様だが、残る3割と支援に来た右派勢力の数千人が立てこもっているとみられる。イスラエル政府は短期間で軍と警察による排除を終える方針で、シャロン首相が政治生命をかけた撤退計画は山場を迎えている。
モファズ国防相は、17日未明の治安関係閣僚会合で「夜明けから強制排除を始める」と表明。ガザ最大の入植地ネベデカリムには、自主退去の期限が切れた午前0時から多数の兵士が入った。同入植地が強制排除の最初の対象とみられる。約500世帯が住んでいたが、すでに約210世帯が退去したとされる。
しかし、強硬派の住民や支援者ら約2000人が入植地内のシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)に集結し、食料を運び込んで立てこもる態勢を整えている、とイスラエル放送は伝えた。
政府の計画によると、退去する入植地はガザ全域の21カ所とヨルダン川西岸北部の4カ所。入植者を排除した後、住宅を解体してパレスチナ自治政府に引き渡し、駐留軍が引き揚げて撤退を完了させる。
自主退去が終わった入植地は、西岸の2カ所など一部にとどまる。居残っている住民には、夜明け後もぎりぎりまで説得を試みる方針だ。警察幹部は16日夜「各戸を訪問し、どうしても拒むなら実力で連れ出してバスに乗せる」とイスラエルテレビに述べた。
一方、イスラエルとガザの入植地を結ぶ道路では、ヨルダン川西岸地区の入植地から集まったとみられる右派勢力の若者が道を封鎖し、強制排除に向かう軍の車両を妨害しようとしたが、17日未明までに排除された。イスラエルメディアは約400人が拘束されたと伝えている。
モファズ国防相は16日深夜、イスラエルテレビのインタビューで「2週間前後で(入植者の退去を)完了させる計画だ」と語った。国防相は「入植者の武器はほとんどが軍に引き渡されている」と述べ、強制排除が武力衝突に発展する可能性は低いとみている。