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(回答先: 広島原爆:投下されて60年 米の市民が各地で反核の声 (毎日新聞)---ピかドンに生きるものピかドンに死す 投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 8 月 08 日 11:17:05)
ペストではヨーロッパは滅亡せず、天然痘では日本は滅亡しなかった。核の恐怖もそういう点でしょう。「核戦争で人類滅亡」なんて気楽に考えて欲しくないですね。むしろ「核で即死する人間より即死しない人間」の方が多いと思うべきでしょう。核兵器の恐ろしさは、核が投下された都市の病院で懸命に働く外科医なり看護師なり救急隊員なり消防署員なりを思い浮かべて欲しいのです。病院が消防署が核兵器で破壊される恐怖。核の恐怖は「産ましめんかな」という詩を思い浮かべて欲しいです。全世界の人は核投下後の都市における外科手術を思い浮かべて欲しい。きっと恐ろしくなるはずです。それは人類滅亡のシーンを思い浮かべた時とは違う恐怖があるはずです。ベトナム戦争で下半身を吹っ飛ばされて今でも生きている人がいます。下半身が、手足が吹っ飛んでも、死ぬとは限らないのです。本当はそこが恐いのです。未だに後遺症に苦しみながら生きている人がいる。有名なあの背中に大火傷を負った少年も高齢者になり未だに生きています。癌の恐怖は被爆者に永久について回り、結婚も難しくなる。そこが恐ろしい。
核戦争で人類は滅亡しないだろう。滅亡などしないと考えた方がいい。核戦争で一瞬で人類が滅亡すればいいと思うなら、それは間違いです。自分が蛆虫をゴソゴソと取って、生き続ける可能性の方がはるかに高い。一瞬で死ねるとは限らない。広島や長崎で沢山の人が死んだことより、沢山の人がなかなか死ねなかったことを学んで欲しいです。「君は多分核戦争では死ねないだろう。核戦争後もゴキブリや蛆虫が這いまわるような悪化した環境の中で生き続けるだろう。医療スタッフはあなたを救うためにゴキブリを手づかみで取り除くだろう」ということを世界に伝えるべきでしょう。核兵器が落ちて顔面が崩れるのは悪人だけではない。醜い憎悪心しか持たない者だけでなく、ジェシカ・リンチさんを救ってくれたような優しい人、親切な人の顔面も崩れるのです。キリスト教徒の多いアメリカ人には大浦天主堂の被害も伝えたい。「キリスト教の教会もこのような形で被害を受けました」という説明が必要でしょう。