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(回答先: ブッシュは「法と秩序の回復」のために被災地を軍事化(エル・ペリオディコ):格好の『実験場』だ! 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 9 月 04 日 22:07:25)
ブッシュ批判を明確にする地方紙と中小通信、素知らぬ顔の大新聞
エル・ムンド、エル・パイスのスペイン2大新聞は、ハリケーン・カトリーナによる「災害」を、米国大手紙の記事に合わせて「客観的」に報道し、決して自らの視点を出しません。「ブッシュ批判」は米国で起こっていることを「客観的に」伝えるのみ。それでどうだってんだ! 「テロ」に関してはあれほど熱心なエル・ムンドなど、今日(9月4日)の電子版の紙面にはニューオルリンズの記事は全く見当たりません。
一方で地方紙のエル・ペリオディコは、ここは元々米国リベラルの影響が強いからなのですが、その社説ではっきりとブッシュ政権による「人災」として厳しい批判を行っています。
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http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=6&idioma=CAS&idnoticia_PK=239667&idseccio_PK=472&h=050904
Anatomía de un desastre
災害の解剖学
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この中でエル・ペリオディコ紙は、ただでさえ海面すれすれ、あるいはそれ以下にあるニューオルリンズの下層地区(主に黒人の居住地区)が、ブッシュ政権が促進した「都市開発」によってどれほど災害に無防備にさせられてきたのか(クリントンは「都市開発」を押し止めていた)、を正当に批判しています。また、
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http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=5&idioma=CAS&idnoticia_PK=239643&idseccio_PK=4&h=050904
La ruina de Nueva Orleans revela la tensión racial y militar en EEUU
ニューオルリンズの廃墟は、米国での人種的、軍事的な緊張をあらわにする
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という記事では、次にように述べています。
『ホワイトハウスの人種主義:
ところで、数多くの黒人たちの凄まじい惨状に対してどうしてホワイトハウスは対応を遅らせたのだろうか。「もしそれらが白人ならとうの昔に避難させただろう」惨劇から昨日逃れてきたフランス・プレスのイヴェット・ブラウンは言う。「ヘリコプター部隊、飛行部隊、艦隊と自動車部隊を派遣していたに違いない。」と。』
また電網紙のIBLnewsは
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http://iblnews.com/story.php?id=3149
Nueva Orléans y sus víctimas: ¿fue la raza un factor?
ニューオルリンズとその犠牲者たち:人種が一つの要因だったのか
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の中で、街の中に放り出されスーパードームに収容されているのは黒人ばかりで、「白人たちはホテルに泊まっている」ことを紹介し、「愛に色は無いはずだ!」と語る黒人市民の声を伝えています。そして記事の最後では、国務長官のコンドリーサ・ライスは黒人のはずだが、と皮肉たっぷりに締めくくっています。