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(回答先: Re:大型ハリケーンは温暖化の影響? 関連性で議論再燃(CNN) 投稿者 中田英寿 日時 2005 年 9 月 03 日 22:56:21)
冠水と洪水、地盤沈下追い打ち 石油採掘・都市化に起因
朝日新聞 2005年09月03日22時42分
http://www.asahi.com/special/050831/TKY200509030258.html
ハリケーン「カトリーナ」が直撃した米ルイジアナ州ニューオーリンズについて、都市化に伴う地盤沈下が冠水や洪水を起こしやすくし、被災を深刻にする危険性を地元メディアが指摘していた。政府の災害予測が生かされなかったことも批判を呼んでいるが、都市化の面から鳴らされた警鐘も防災対策に反映されなかった可能性がある。
米南部の地元紙タイムズ・ピカユンが02年、ハリケーン対策の特集記事を連載。防災上の大きな問題として地盤沈下を指摘した。同市内の約7割は海面より低い。堤防で水害を防いできたが、過去100年間に市内の地面は1メートル近くも沈下したという。
都市化に伴う巨大なビル群の重さ、地下水のくみ上げ、沖合での石油や天然ガスの採掘などが原因らしい。地盤沈下で洪水が起きる地域も広がった。水の勢いも増す可能性があり「避難する時に道が使えなくなる恐れがある」とした。
「大型ハリケーンが引き起こす高潮に対し、まったく無防備」とも指摘。カトリーナの中心気圧は902ヘクトパスカルまで下がり、最大風速は秒速80メートル近くにのぼった。激しい低気圧で海面は吸い上げられて潮位は上昇。潮位の上昇は最高8.7メートルに達した、とフロリダ国際大はみる。
市内では多くの道路が水没し、市民の行く手を阻んだ。高潮に詳しい岩垣雄一・京都大名誉教授(土木工学)は「逃げ遅れた人が多かったことが、被害拡大の最大の要因」とみている。