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(回答先: Re:大西洋上に熱帯低気圧が発生、今季で13個目と(CNN) 投稿者 中田英寿 日時 2005 年 9 月 03 日 22:51:24)
大型ハリケーンは温暖化の影響? 関連性で議論再燃
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200509020019.html
2005.09.02
Web posted at: 17:43 JST
- AP
(AP) 近年多発している大型ハリケーンは、地球温暖化の影響か――。米南部に壊滅的な被害をもたらしたハリケーン「カトリーナ」の襲来を機に、気候変動とハリケーンの規模との関連性をめぐる議論が再燃している。米国では先月、過去30年間の海面温度の変化とハリケーンの発生状況を分析した研究結果が発表され、注目を集めた。
マサチューセッツ工科大の気象学者、ケリー・エマニュエル氏が英科学誌ネイチャーに報告した研究によると、地球上の海の表面温度は70年代に比べ、平均約0.6℃上昇した。一方、ハリケーンの持続期間と強さは同じ期間に1.5倍と、大幅に増大したという。エマニュエル氏は「海水の温度が少し上昇しただけで、ハリケーンの威力は非常に強まる」と結論付けた。海水温が上昇すると、ハリケーンは水蒸気からより多くのエネルギーを得て、威力を増すことが知られている。
これに対し、コロラド大で災害や気候変動の社会的影響を研究するロジャー・ピエルキ・ジュニア氏は「温暖化による影響は限られている」との立場。今世紀中に温暖化がハリケーンに与える影響は、5%以内の風速増大にとどまると主張している。同氏の説は今年中に、米気象学会紀要に発表される見通しだ。
現在、専門家らの間で有力なのは、大西洋深海の塩分濃度や水温が40−60年周期で変化しているとの説だ。それによると、約10年前からみられるハリケーンの活発化は温暖化とは関係がなく、今後20年前後続くことが予想される。
米チャールストン大の物理学者、テリー・リチャードソン氏は「ハリケーンと温暖化の関係は立証されたとは言えないが、排除されてもいない」と語り、議論の決着までにはさらに研究が必要との見方を示している。