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ボルトン国連大使が命じたこと 国連軍縮文書を無力化(BellaCiao)
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投稿者 kamenoko 日時 2005 年 9 月 02 日 21:26:18: pabqsWuV.mDlg
 

ボルトン国連大使が命じたこと 国連軍縮文書を無力化(BellaCiao)

giovedì 1 settembre 2005 (22h37)
http://bellaciao.org/it/article.php3?id_article=9860

軍備縮小:ボルトン米国連大使 国連文書を無力化

世界の軍縮ネットワークに不安が走る。

国連首脳会議を前に、ジョン・ボルトン米国連大使が出した一連の要請は、
承認されれば国連文書を改変・無力化することになる。
ボルトン氏は、米国の名で以下の文書の削除を要求した。

○核兵器縮小の義務に言及する箇所すべて
○包括的核実験禁止条約(CTBT)に言及する箇所すべて
○カットオフ条約(FMCT)に言及する箇所すべて
○核兵器フリーエリアに対する核兵器の拡散を言及する箇所すべて

また、小型武器規制に関する2つの文書から、以下の箇所の削除を強く要求した。

○「小型武器の識別、トレーサビリティ、違法の仲介人・流通・移動を統制する
  国際基準を受け入れ、実施する」
○「2001年国連行動計画を実現する。この合意は、小型武器市場の効果的管理に
  向けた国際社会の第一歩を象徴する」

非常に危険な第一歩だ。核装備縮小と小型武器規制分野対する努力を無力化
するだけでなく、人権・環境・通商の保護、地球温暖化への取り組み、国連再
編成ほか、9月14-16日ニューヨーク会議でミレニアム・オブジェクト確認段階で
話し合われるだろう議題に影を投げかける。

2つの大きな国際組織 アボリション2000(核廃絶2000)とIANSA(国際小型
武器行動ネットワーク)が、各国政府にボルトン大使の要求拒否を強く要請
するキャンペーンを開始した。 文明社会が望む世界が、核軍縮と武器
コントロールの方向に歩み続けるべく、市民は国の政府に対して要求すべき
だろう。

レベッカ・ピーターズIANSAディレクターによると、「多くの政府は小型武器
の世界市場コントロールの切迫した必要性に気付き始めた。ニューヨーク
会議における討論からこのテーマを除外しようとする米国の試みを、米国
以外の国家は容認すべきでない」。

ボルトン要請が公になる前に、アボリション2000のメンバーは国連常設
ミッションのすべてのメンバーに書簡を送っている。 「核兵器の使用を
停止し、地球を原子力災害から解放するために、切迫する課題に勇気を
もって望んで欲しい。 これまでみなさんがとった抑制方は正しい方向へ
進んでいる。しかし不十分であり、今日世界をとりまく深刻な状態を完全に
理解しているようには思えない。核軍縮の分野においては、義務遂行により
廃棄される核による危機的状況も存在する」。

情報はこちらで
www.disarmo.org

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