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(回答先: 【ワイドショー】フジテレビの姑息な靖国マンセー報道【とくダネ】 投稿者 匿名取締役 日時 2005 年 7 月 28 日 18:26:27)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/07/28/20050728000026.html
【特派員コラム】靖国と読売新聞
読売新聞の渡辺恒雄(78)会長兼主筆は、日本の現役マスコミ関係者のうち、最高の大物だ。渡辺氏は、政治部記者時代から現実の政治にも深く介入してきた人物だ。
中曽根康弘元首相が初めて長官になった際、料亭で酒を飲んでいた渡辺記者を訪ね、「おかげさまで長官になりました」と頭を下げたという逸話もある。
何よりも、渡辺氏は会社代表兼主筆を15年間務めながら、読売の論調を確実に右寄りに推し進めた人物だ。読売新聞は渡辺氏の影響下に入って以来、靖国神社参拝や歴史歪曲問題において産経新聞に劣らぬ日本右翼勢力の声を先頭に立って代弁してきた。
そんな渡辺氏が最近、ある雑誌とのインタビューで小泉純一郎首相の靖国神社参拝に対し、明確な反対の立場を明らかにした。
「私は、靖国神社参拝への反対はもちろん、お辞儀をすることもなく、金を出してもいない。勝算のない戦争を引き起こし、数多くの国民を死なせた軍と政治家の責任は否定できない。とりわけ、太平洋戦争を引き起した東條英機は許せない」
「神風特攻隊は強制自爆だ。にもかかわらず、誰も口にしていない。旧日本軍の野蛮さと凶暴さは許されるものではない。しかし、犠牲になった兵士らは事情が異なる。(靖国神社ではない)新しい記念館を建設する必要がある」
渡辺氏は自らの過去の軍隊での体験に基づいて、首相がなぜ靖国神社への参拝をしてはならないかを長時間にわたって説明した。
自民党で靖国神社参拝にもっとも積極的な安倍晋三幹事長代理に会って、なぜ参拝をしてはならないかを説明したとインタビューで明らかにした。
読売新聞を代表する人の発言であるだけに、日本の政界にも尋常ではない波紋が広がっている。
しかし、渡辺氏は「A級戦犯」の東郷茂徳のように、戦争に反対したにもかかわらず、処罰された人に対しては再評価が行なわれるべきだと主張した。こうした問題を解決するため、新聞社内部に「歴史検証研究会」を作って研究していると紹介した。
読売新聞を代表する渡辺氏が、いったいなぜ、今になってこれまでの主張を覆す話を切り出したのだろうか。
読売新聞は、ここ2年間、終戦記念日には「戦犯」を擁護する社説を掲載している。日本のマスコミ界の内部事情に詳しい人たちは、これを読売新聞の「方向転換」と受け止めているようだ。実際そうした兆候はすでに存在していた。
今年6月4日付の読売新聞は、「国立追悼施設の建立を急げ」と題した社説を掲載した。
社説は小泉首相が述べた通り「“犯罪人”として認識しているのであれば、『A級戦犯』が合祀(ごうし)されている靖国神社に、参拝すべきではない」「昇殿し、『内閣総理大臣』と記帳するのは、私的参拝としては問題がある」と指摘した。
しかし、読売社説は“A級戦犯”と彼らによる戦争責任を裁いた東京裁判(極東国際軍事裁判)に対して新聞自らどのように判断しているのかについては一言も書いていない。
本音を打ち明けていないのだ。当然「A級戦犯を犯罪人と認めなければ、また、参拝の方法を変えれば、参拝しても結構という意味か」という反論が提起された。こうした疑問に対し、今回、渡辺氏が自らの口ではっきりとした答えを示したのだ。
読売新聞が終戦60周年を迎える今年、社説を通じてどのような主張をするのか、よりはっきりとした立場を示すかどうか見守りたい。
東京=鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)特派員khjung@chosun.com