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企業に搾取され早朝から出勤、休みすらとれない多くの哀れな奴隷社員の皆さんにはあまりなじみがないかもしれないが朝の8時からフジテレビでは「 とくダネ」というワイドショーを放送している。
日本の芸能情報だけでなく、政治あるいは社会問題、そして海外エンタメ情報などを盛り込み、視聴率もかなりある番組である。
その「 とくダネ」がポチ公小泉の靖国参拝を取上げるという。 ワイドショーなのに硬派な取り組み、自由業の小生、朝からテレビをつけ、ぼーと口をあけながら「 とくダネ」を視聴してみた。
いきなり靖国神社で行われる「みたま祭り」の映像が飛びこんでくる。まるで近所の神社でやっている夏祭りと変わらぬ風景。
しかしそこにナレーションがはいる。
「この神社には軍人が祭ってある。昔は靖国で会おうが合言葉であった。そして神社には就遊館という記念館もある」
おっとあの靖国神社の遊就館をフジテレビが紹介してくれるというのだ。英国紙記者が「恥知らずにも侵略戦争を美化している」と厳しく批判した靖国神社付属の戦争博物館」遊就館を紹介してくれるという。
http://www.asyura2.com/0505/war72/msg/525.html
ところがどっこい、相手はあの右翼偏向で悪名高い産経新聞と同じフジサンケイグループのフジテレビである。遊就館をまともに取上げるはずもなく。
まず映ったのはゼロ戦、トラトラトラの電号文、戦死者の遺書、まるで鹿児島県は知覧にあり小泉首相が涙したという公設の特攻基地記念館と同様の施設のように紹介。
侵略戦争を大東亜戦争と言いかえる靖国の所業には一言も触れず。
画面は靖国に祭られたA級戦犯東条の顔写真へと変わり、そして東条の孫娘という人物が出てきて「東条のせいで首相も天皇陛下も靖国に参られないのが心苦しい。しかし総理は必ず参拝してほしい」とのたまう。
畳み掛けるように、フジテレビの解説委員が「中国の反対は近年からに過ぎないし、中国独自の政治的思惑がある」とさも靖国参拝批判に理無しとアピール。
また米軍が靖国を焼き払わなかったというエピーソードを紹介し、さも「米国も靖国を認めている」かのように視聴者に宣伝。
http://search-j.aik.co.jp/cgi-bin/namazu.cgi?query=%96%F5%8D%91&submit.x=8&submit.y=12
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-26/02_01_1.html
「靖国参拝問題 戦争観を問う批判が世界から」
さらに恐ろしい事に別の解説者は「無宗教の国立慰霊施設を作るにしても、今後PKOで戦死!した者はどうするかも考える必要がある」とのたまう始末。もう自衛隊員は何匹か殺す手はずは整っているということか。あとは殺した後を考えると言う事か!!
あんぐり開いた口はすっかり閉じられ、暑苦しい朝が寒々しいものに変わった。こういう政治的に偏向した番組を多くの主婦層は毎日見せられているのだろうか。本当に恐ろしいことである。