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(回答先: ロンドン地下鉄での警察殺人の真相は?MI5アルカイダ潜入要員の末路か? 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2005 年 7 月 23 日 16:20:44)
戦争屋は嫌いださん こんにちは
>ロンドン地下鉄での警察殺人の真相は?MI5アルカイダ潜入要員の末路か?
そうか・・
未だ警察の「止まれ!」の命令に反した男性の身元や過激組織との繋がりなどの
報道がないようなので、身分を隠していた人だったのか?と考えていました。
以下は20日のレップブリカ紙サイトに掲載されたMI5の新規採用の記事です。
ところでラジオで聞いたのですが、「対テロ特殊部隊には、ポテンシャル自爆
テロリストを、正当防衛として、射殺せよとの命令が出されている」とは・・。
・・・記事の翻訳
http://www.repubblica.it/2005/g/sezioni/esteri/londrametro8/nuovespie/nuovespie.html
「MI5 求むスパイ 女性と移民の子」
ロンドン発 −ランベス橋の向こう。テームズハウスと呼ばれるネオクラッシックの
建物の主、女王陛下のシークレットサービスMI5は、7月29日までスパイ70名を募集中。
「分析専門家と言語専門家を50名、監視と潜入の工作員を20名」 ホームオフィスの
高官は、礼儀正しく答えてくれた。 「特に今の我々に不足している女性、生まれ
育った環境からの脅威を瞬時に読み取ることができる英国籍移民1世の子供たちを
募集しています」。 すでにスパイ候補生を3千人も擁する英国も、「未だ暫定的で、
欠陥もあります」。 ということでホームオフィスは3言語(英・アラブ・ウルドゥ)
による募集要項をウェブサイトに掲載し、全国の有名大学や官庁に配布した。
MI5の4桁の人員が祖国の敵に対し、”弾力性ある”別の側面で誇り高く応えたのは
疑いない事実だ。 しかし、7月7日の惨劇(家庭内に潜伏していた脅威を誰も
見なかった、誰も気付かなかった、誰も反応しなかった)に対する説明をつける
ためにも、情報局の迅速な調整が指摘されている。 敵はどこにでもいるような
隣の青年だった。 国際都市ロンドンを囲む環状線から外に伸びる高速道路に
よって、しばしば分断される監視網を掻い潜るように、ひっそりと存在していた。
ホームオフィスによると、木曜の血の惨劇から真っ先に教訓を得たのは、ひとりの
女性スパイだった。 エリザ・マニンガム・ビューラー、02年10月に管理職に
就任した、MI5史上2番目の女性。 90年代初頭に対IRA特別班を率いた後、工作
部隊のコマンドーに就任にした元教師のビューラー女史は、組織の監視網全体を
再編成する決意であるという。
MI5は来る9月より、スパイの集合体として活動していたサッチャー時代に戻る
準備を進めている。当時の国内の敵は、宗教ではなく政治だった。 少なくとも
300人のエージェントが、グラスゴー・マンチェスター・リバプール・リーズ・
バーミンガムに潜入する予定だ。 ただし今度は労働者区域におけるスパイ活動
ではなく、入れ替わりで同じ区域に移住したイスラム・コミュニティーの監視に。
オペレーション名は、”隣人ウォッチ”。
”地域の観測所” と婉曲表現を使えば柔らかく聞こえるが、MI5の侵略意図は
隠し切れない。 ”地方”に配属される管理職の任期は、3年を越えることはない。
IRAと対立していた時代に発展した対テロ活動をモデルとし、前任者の無能さが
露呈してしまった地域に、経費に糸目をつけず新たな諜報網を埋め込む予定だ。
SIAの報告書に基づくデータによると、すでに現労働党政権は情報局の梃入れに、
10億5千万ポンドを国庫から引き出した。 今後2年半の間、情報組織を強化
せざるを得ない状況にあるため、予算は更に増大するだろう。
中略
「年金、特典と並び、サラリーも悪くありません。 年25日の有給休暇に
美味しい食事。MI5スポーツ施設は無料で使えます」 と語るオフィサーの
口調は、市場で物を売る商人のそれだ。 新規採用の言語専門家に2万ポンド。
デスクワークの代わりに、路上でアラブ系を尾行したり、”クジラ(工作バン)”
の中でヘッドフォンをつける(盗聴)75日のトレーニングコースを修了したら
2万6千ポンド。
「もちろん我々は基本給の話をしているのですが、働きに応じたボーナスも
支給されます」
地下鉄の悲劇から2週間。テームズハウスを後にしながら、デジャヴをみている
気持ちになった。 CIAやFBAが粘土の足を持っていたことがわかってしまった
911の後のようだ。 今回の取っ掛かりは、敵の”言語”(ウルドゥ・
パシュトゥン・アラブ・マグレブ・トルコ・クルド)が話せ、方言にも明るい
人材、かつ、ポケットには英国パスポートを持っていること。
7月7日の教訓を見守ろうではないか。
(20 luglio 2005)