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(回答先: 英同時テロ 悪夢再び市民震撼 狙われた公共交通 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 7 月 22 日 05:51:31)
前回と手口類似も 厳戒下の攻撃「示威」か
【ロンドン＝蔭山実】ロンドンの中心街で二十一日白昼、ほぼ同時に起きた爆発はどんな組織がどんな意図で実行したかは定かではない。だが、前回の同時爆破テロからちょうど二週間後に地下鉄三カ所とバス一台という前回と同じ組み合わせの標的が狙われており、同じようなグループが厳戒態勢下でも攻撃できるという“示威行動”に出た可能性もある。
今回の爆発は中心街を取り巻くように東西南北四カ所で起きたのをはじめ前回と類似点が多い。前回も、バス爆破現場はキングズクロス駅の地下鉄爆破現場に近かったものの、当初は中心街の四方でテロを実行する計画だったともいわれる。
ウォレンストリート駅付近で車内で男が背負っていたリュックサックが爆発、他の現場でもリュックサックが使われていたという証言や、犯人の一人がアジア系の男だったとの情報も前回との共通項を指し示している。
違うのは、今回が爆発規模が極めて小さく、五十人余が死亡した前回とは対照的に、負傷者もほとんどいなかった点だ。爆破も未遂に終わったり起爆装置が破裂したりしただけだともいわれる。
また、地下鉄の現場では駅で車両のドアが開いた時に男がホームから爆発物が入ったバッグを投げ込んだといった証言や、爆発物はくぎ爆弾だったとの指摘もあり、前回のテロとは手口で異なるところもある。このため模倣犯による犯行という線も捨て切れない。
だが、ブレア英首相は緊急記者会見で、「（犯人たちは）市民を威嚇しようとした」と前回同様の組織か類似の組織が恐怖心を与えようとした犯行との見方も示唆した。
ブラッドフォード大のテロ専門家、ポール・ロジャーズ教授はＡＰ通信に「七日のテロと関係あるグループが新たなテロを画策していることを物語っている」と語った。
テロ捜査では、英中部リーズの家宅捜索で大量の爆発物が押収され、ロンドン北郊ルートンの駅付近で発見された不審なレンタカー二台からは爆発物計九個が発見され、爆発物がまだ存在していることをうかがわせた。
英ＢＢＣ放送によると、英警察筋は二十一日、今回の爆発事件が七日に発生したロンドン同時爆破テロと関連しているとの見方を示している。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/22int002.htm
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