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(回答先: ロンドンまた同時テロ、負傷1人 地下鉄、バス4カ所爆発 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 7 月 22 日 05:49:19)
英同時テロ 悪夢再び市民震撼 狙われた公共交通
【ロンドン=蔭山実】ロンドン同時爆破テロの発生から二週間目にあたる二十一日、再び同市内の地下鉄やバスで相次いで爆発が発生し、市民らは再び悪夢に見舞われることになった。
「車内にいたところ、何かが燃える煙のにおいがした。すべての人がパニックに陥って叫んでいた」−。地下鉄のウォレンストリート駅から避難した女性は、英BBCに対して震えながら状況を語った。現場付近には多数のパトカーや消防車がけたたましくサイレンを鳴らして駆けつけ、地下鉄から避難した乗客や市民が不安な表情で遠巻きに見守った。
また、オーバル駅から避難した女性は「風船が破裂するよりも大きな音がし、皆が車両の端まで逃げた。床に置かれた何かが爆発するのが見え、別の車両に移った後もその車両にとどまる男が一人いた」などと証言した。
七日に発生した同時爆破テロの捜査では、実行犯の一人がテロ直前に爆発物を第三者に手渡した疑いも浮上していたほか、ロンドン北郊ルートン駅付近で発見された不審なレンタカー二台から爆発物計九個も発見されていた。このため、ロンドン警視庁は犯人一味が爆発物を自家製造していたものとみて、新たなテロの発生を警戒していたさなかに再び連続爆発が起きた。
今回の連続爆発による負傷者は現時点で一人しか報告されていないが、ロンドン警視庁のブレア警視総監は「きわめて深刻な事件だ」と述べた。また、ロンドン警視庁は「市民はその場にとどまるように」と呼びかけており、ロンドン市民にとっては不安な日々が続くことになる。
厳戒態勢下でも、公共交通という「ソフト・ターゲット」が標的となるのを防ぐのが容易でないことも改めて見せつけた。
◇
≪日本エネルギー経済研究所・保坂修司研究主幹≫
■戦闘継続のメッセージ?
地下鉄駅などを同時に狙う手口は前回と共通している。ただ、今回は規模が小さいうえ、人が比較的少ない昼の時間帯に起きている。場所も都心からやや外れていることから、大量殺傷を狙ったテロではないと考えられる。
前回と同じグループによる犯行だとすれば、「われわれは戦い続ける」とのメッセージ的な要素が高いと思う。「仲間を逮捕しても、いくら厳重警戒をしていても、テロを完全に防ぐことは出来ない」と自分たちの力を誇示し、英国社会をはじめ、世界にアピールするための犯行といえる。
当然ながら、前回のテロに影響され、英国社会に不満を持つ別のグループによる犯行の可能性も否定できない。人種や宗教など差別されているグループの不満のはけ口は少ない。「ジハード(聖戦)」のような大義に触発されれば、テロに走りやすいといえる。
規模などからみて、アルカーイダをはじめ、海外のテロ組織が直接関与している可能性は少ない。英国内のグループの犯行だと考えられる。(談)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/22int001.htm