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(回答先: ロンドン同時テロ:マドリードと一緒に標的か?(毎日新聞) 投稿者 路傍の石 日時 2005 年 7 月 09 日 07:56:16)
「モロッコ・イスラム武闘組織」(GICM)は幽霊組織:ここにもイスラエルの影!
この毎日新聞の記事中にある「モロッコ・イスラム武闘組織」(GICM)は、当局発表(マスコミ垂れ流し)によれば、2003年5月のカサブランカ爆破事件および3・11マドリッド列車爆破事件、人脈としては9・11にも関与した、とされていますが、例によって例のごとく、何の実体も無い幽霊組織です。
以下の投稿から関連ある部分を再掲します。
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http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/706.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 5 月 26 日 08:45:51
3・11にモロッコ諜報員が関与?(カサブランカ爆破事件の囚人とのインタビュー:エル・ムンド)
【引用開始】
これはモロッコのKenitra刑務所で服役中のモロッコ人イスラム聖戦主義者であるSalahedin Benyaichへの、9・11事件、3・11事件、カサブランカ爆破事件に関するインタビューである。彼はモロッコ・イスラム戦士団(GICM)のメンバーとして、この刑務所で18年の刑に服している。
【中略】
Q:どうしてあなたにそれほど多くの人が会いにくるのか?
A:私がボスニアで戦った戦士だからだ。そしてスペインに私を見習おうとする若者が多くいると言われるからだ。
Q:あなたがGICMのメンバーだったからではないのか?
A:モロッコの裁判所でそういわれたが、しかしそんなものは存在しない。GICMは幻想だ。ネットのホームページも無いし責任者もいない。GICMに5人の首領がいる、などと言われるがでたらめだ。首領は常に一人でなければならない。
Q:Mohamed Guerbuziについては?
A:彼は英国に住んで英国籍を持っている。英国当局から20回も調べられたが何も出てこなかった。
Q:他のモロッコ人、Nordine Nafiaは?
A:彼は2002年11月にモーリタニアで逮捕された。5月16日の襲撃(2003年のカサブランカ爆破事件)の半年前だ。彼がGICMの首領だというのなら、どうやってカサブランカやマドリッドの事件が起こせたのか。彼は18年の判決を受けて、私と一緒にKenitraにいたのだ。そしてどこか知らないところへ移された。2002年に逮捕されたときには妻と一緒だった。モロッコ政治警察の秘密取調室で、彼は目の前で妻を犯され、彼女は発狂した。後に無実となって釈放された。無実だったのだ。これが、民主的で文明化された、と欧米政府が言っている国の政治警察なのだ。
Q:GICMではないとすれば、誰がカサブランカとマドリッドを攻撃したのか?
A:疑いなくモロッコの秘密諜報員だ。イスラム主義の運動を一掃するためだ。2003年にモロッコのイスラム運動は盛り上がり、政権は憂慮していた。Mohamed Fizazi, Omar Hadduchi, Abdelwaheb Rafiki, Abu Hafs, Hassan Kettanの4人の宗教指導者が諜報員から取調べられたとき、一部の警察の責任者が告訴し20年の刑を受けている。
しかも、モロッコ政府がどうやって国中で8000人ものイスラム主義者をすばやく逮捕できたのか? これらの人々がどこにいるのかをどうやって知ったのか? 裁判中も「はい」か「いいえ」だけで答えなければならず、他の返答をする権利は無かった。裁判官は事実を深く追求することを避けた。そして我々が苦しんだ拷問を訴えようとするたびに邪魔をされた。
そして重要な点として、誰一人5月16日【カサブランカ爆破事件:訳注】に関係した者はいなかった。米国、チュニジア、トルコ、スペインなどでのテロの犯行声明が出されて、一番得をするのはモロッコであってイスラム主義者ではない。5月16日の後、国の政策に反対するイスラム教徒はすべてテロリストとして非難された。正義党と進歩党(穏健イスラム派)は全く黙っている。
【後略、引用終り】
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上の引用記事では、Salahedin Benyaichは「カサブランカとマドリッドを襲撃したのはモロッコの諜報機関だ」としていますが、モロッコの諜報機関が加わっていたにしても、他の「モ」とか「M」とか「C」とかが関与していない形でこのような、9・11や3・11と連動させられる国際テロ謀略が行えるはずがありません。(3・11の場合にはスペインの諜報機関も関与しているはずです。)
これに関しては次の米国の防衛・治安情報誌CDI(Center for Defense Information)でさえも、ほとんどその実体が捕らえられていない「ミステリアスな集団」というように紹介され「たぶんアルカイダと国際ジハード運動につながっているのだろう」などとしています。
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http://www.cdi.org/friendlyversion/printversion.cfm?documentID=2227&from_page=../program/document.cfm
In the Spotlight: Moroccan Combatant Group (GICM):Center for Defense Informationより
【前略】
In May 16, 2003, five simultaneous bombs hit Casablanca, killing 45, including 12 bombers. The GICM was blamed for the attacks. Yet this group is still very much a mystery to both the public and investigators. There is no definitive answer about who the group’s leader is, and a string of arrests spanning Europe has led more to conjecture that this GICM may be a pseudonym for a larger web of terrorists with links to al Qaeda and the international jihadist movement.
【後略】
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なお、カサブランカ爆破事件ですが、これにも強いイスラエルの影があります。レッ・ボルテールの次の記事によりますと、
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http://www.redvoltaire.net/article5673.html
Los atentados de Casablanca
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2003年5月16日の夜に、モロッコのカサブランカ市内で5箇所の爆破事件があり、総勢で44名が死亡、100名以上の負傷者を出したのですが、そのうち3箇所がイスラエル・ユダヤ人関連の場所でした。そして例のごとくイスラエル政府は盛大な被害者面を披露したのですが・・・。
攻撃されたと言われるユダヤ人墓地は1950年以来使われておらず、爆破は実際には墓地からいくつかの道を隔てた場所で起こったのです。同様にイスラエル同盟の本部にしても、爆破事件は誰もいない安息日の夜のことでした。実はその前日に150名もの人間が集まってパーティーが行われていたのですが、「犯人」はわざわざビルが空っぽになる日を選んだわけです。もう一つ、ユダヤ人街にあるレストラン「レ・ポシタノ」の場合でも、レストランから離れた道端に止めてあった自動車が爆発し、不幸にもたまたま通りかかったフランス人が巻き添えを食ったのですが、これも直接にはレストランに何の被害もありませんでした。そしてこの三つの爆破でユダヤ人の被害者はゼロで、その上で「イスラエルはテロの標的にされた!」と散々に大騒ぎをしていました。
9・11と3・11、ベスラン学校襲撃などの「谷間」に隠れて見えにくいカサブランカ爆破事件ですが、意外とこれらの「テロ事件」の鍵を握っている可能性が高いと思います。そして案の定、ロンドンでまたしてもこの幽霊組織GICMが利用されているわけで、逆にすべてが「モ」とか「M」とか「C」とかの絡み合いを示している、ということが言えそうです。