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(回答先: Re: 天皇制は国家主義(国益主義)を増大させるイデオロギー装置 投稿者 一言主 日時 2005 年 7 月 01 日 18:10:31)
一言主さん、レスありがとうございます。
>今も天皇制ですが。当時と何処が違うのかな。
今が象徴天皇制、当時は統帥権を持っていた天皇制ですが、この違い大きく無いですか?
>バンザイクリフの問題も、戦争遂行する力が今より強かったとは到底思えません。
って言うか、天皇制教育が徹底されていたために「天皇陛下万歳!」と叫んで身を投げたのですが。今のイスラム原理主義過激派がアッラーを信じて自爆攻撃するのと同じです。
>悲劇は米国側の要因でも在ります。
いや、まずアメリカとの戦争を決定した軍部の問題であり、その後ろ盾となった天皇制の問題でしょう。
>この悲劇が天皇制と結びつけるのはいかがでしょうか。
直結していますが。
>他の国家体制でも当然起こりうる問題だと思いますよ。
他で起ころうが、「バンザイクリフ」自体が悲劇である事には違い無いです。
>又世界史というのは、一国の行動の善し悪しではありません。
しかし、特に真珠湾攻撃を始めた日本の行動に問題があった事は確かです。
>フランス革命などでもフランス国内の受け取り方ややる方向が違っていてもそれを受>けた他の国がどのように思い行動したかです。
真珠湾攻撃が悪く無かったという根拠にはならないでしょう。
>日本のアジアへの解放でも侵略でも、ソ連や欧米とのせめぎ合いをしながらアジアの>開放につながっていったと言うことです。
しかし、実際の日本の意図は日本の生命線を守る為の植民地支配であって解放が目的ではありません。
>米国は戦後それに乗っていっただけであり、米国自身は第一次世界戦より自分の国が>世界制覇できると言うことが分かり、それに一縷に邁進してきたところです。
それは同意します。
>彼らには自国の民主主義は他国を攻略する口実でもあるわけです。
イラクに対してそうなりましたね。
>そんな民主主義など誰も欲しくない物です。
いや、ところが「民主主義」と言いながら親米政権の一角を占めようというヤツラもイラクの中にはおります。
アフガンでもそうですね。
>戦後の潮流は民族解放にあり、それがソ連の今日は国の独立や内紛が今も続き、中東>の戦争も民族解放の中の1つに過ぎません。
民族解放に名を借りた利権争いもあるようです。
イラクのクルド人は石油の確保の為に独立を求めている面もあるのです。
また、ロシア内部の内乱は国際金融資本が資金援助をしている面もあるようです。
中東の戦争の最大の問題は、イスラエルの建国です。
ホロコーストの恐怖によるイスラエル国家建設がパレスチナ人を迫害してきたのです。
>韓国は今ようやく日本人がして欲しかったことに取りかかっているのです。
>日韓条約が出来た時点で韓国政府が、韓国民に向かって補償すれば良かったことが、>今ようやくやろうとしているところです。こんな物はもう終わっていなければなりま>せん。
補償する事は大事ですが、それ以上に戦争の悲惨さを伝え、二度と戦争を起こさないための行動をする事はさらに大事です。
>日本はその賠償が終わっているので、韓国内の問題に過ぎません。しかしそんなこと>が出来なかったのは、日本の所為ではないですよ。条約締結後何年も補償してもらっ>ていないと言い続けてきた国ですよ。
実際の被害がどれだけあったのかを我々はあまり把握しているとは言えません。
まずは被害の実際を知る必要があるのです。
>こんな問題も早く終わらせておけば、今頃靖国問題も解決しているでしょう。韓国の>靖国反対もいつからか突然出てきた感があります。
靖国神社が戦争賛美神社である限り、韓国や中国の反発が起こるのは当たり前です。
>今時憲法9条を守ってどうするのか、北朝鮮問題はどうするつもりだ。
北朝鮮については6カ国協議で解決する方向です。
できれば6カ国軍縮会議の開催に持っていきたいところです。
>戦後米国が保証してきた日本の平和は、
むしろ、日本は不沈空母として米軍のアジアに対する出撃基地になってきました。
>冷戦が崩れ局地戦になるとそのおのおのが自国のことを主張し始めるため、米国は中>立や、口を挟むことが難しくなってきています。そのため相手の戦力に応じて防衛力>を持つのが為政者の務めです。
お互いに軍備を減らすという交渉をした方がいいです。
>日本の誰もが博愛主義者では在りません。肉親が亡くなれば怒り嘆くでしょう。そう>言った物を最小限に押さえる必要があります。そのために戦力は必要です。
意味が分かりません。
>又今の憲法9条は、村山政権の裏切りにより、非戦どちらにも取れる憲法に成り下が>っています。憲法としては失格です。もう一度国民の意志をハッキリと問うべきで>す。
「戦力の不保持」は世界に向けて訴えるべき内容です。