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(回答先: 中東訪問のライス米長官、ガザ撤退の実現は急務と強調 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 6 月 19 日 19:54:06)
【エルサレム樋口直樹】中東訪問中のライス米国務長官は19日、イスラエルがガザ地区から撤退する際、ユダヤ人入植地の家屋を解体することでパレスチナ自治政府と合意したことを明らかにした。エルサレムでのシャロン・イスラエル首相との会談後、記者会見で答えた。イスラエルと自治政府は平和的な撤退の実現に向け協力することでも合意した。
ライス長官は「住宅問題はパレスチナ人に(イスラエル撤退後の)希望を与えるうえで最も重要」と指摘、ユダヤ人家屋解体の理由については「(広大な土地に)分散した入植者の家屋では、ガザ地区に住む130万人ものパレスチナ人の住宅問題を解決できない」と説明した。
ガザには21カ所のユダヤ人入植地があり、計8000人余が低層分散型の住宅地で暮らしている。イスラエルの撤退後、入植地の跡地にはパレスチナ難民などが移り住む見通しで、自治政府からはより多くの人口を収容するためにも中高層住宅に建て替えるべきだとの見解が出ていた。
高額な解体費用の負担や廃棄物の処理、具体的な跡地利用案などは明らかにされていないが、国際機関の仲介で当事者間で今後詳細が検討される。
21日にはシャロン首相とアッバス自治政府議長の首脳会談が予定されており、悪化している治安問題とともに、ガザ撤退時の協力態勢についても協議される見通しだ。
毎日新聞 2005年6月19日 20時17分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050620k0000m030055000c.html
イスラエル:
ガザ、ヨルダン川西岸で戦闘 停戦は形がい化
【エルサレム樋口直樹】イスラエル占領下のガザ地区とヨルダン川西岸で7日、パレスチナ武装勢力のロケット弾攻撃やイスラエル軍の侵攻が相次ぎ、ユダヤ人入植地の中国人労働者1人とパレスチナ人4人の計5人が死亡した。2月の停戦合意以来、1日当たりの死者数としては最多で停戦の形がい化を印象付けた。
ガザ南部の入植地グシュカティフでは、ロケット弾攻撃で中国人とパレスチナ人の労働者計3人が死亡、5人が負傷した。ロイター通信によるとイスラム原理主義組織イスラム聖戦が攻撃を認めた。別の原理主義組織ハマスも同日、ガザに隣接するイスラエル領にロケット弾数発を撃ち込み、家屋を破壊した。
一方、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ジェニン近郊では、イスラエル軍がイスラム聖戦の幹部とパレスチナ人警官の計2人を殺害した。目撃者の話では、幹部は自宅を軍部隊に包囲され、銃撃戦の末に射殺された。
毎日新聞 2005年6月8日 11時24分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20050608k0000e030034000c.html
イスラエル:
ガザ撤退支持率が減少 治安など不透明感強く
【エルサレム樋口直樹】8月中旬に予定されるイスラエルのガザ地区撤退に対する国民の支持が半数程度にまで低下している。撤退の対価として期待されてきた治安改善や外交成果に陰りが見えてきたことが背景にあるとみられる。
イスラエルの民間テレビ局が8日に発表した世論調査によると、ガザ撤退に「賛成」は48%、「反対」は33%、「態度未決定」が19%だった。昨年4月には賛成が62%で、過半数を割ったのは今回が初めてという。
ガザの全ユダヤ人入植地21カ所の撤去を柱とする撤退計画は既に国会承認を得ている。だが、パレスチナ自治政府との治安協議が難航し、ガザの武装勢力による越境ロケット弾攻撃が続くなか、ガザ撤退後の周辺地の安全確保や和平前進の見通しは不透明なままだ。
さらに、ブッシュ米大統領がイスラエルにヨルダン川西岸での入植活動の完全凍結を念押しし、パレスチナ側の同意なしに入植地をイスラエル領に併合することはできないと言明。ガザ撤退と引き換えに西岸入植地の拡大、併合を計画するイスラエル側に失望感を与えた。与党の足並みさえそろわない政治の混乱ぶりもガザ撤退への支持率を引き下げる一因になっているとみられている。
毎日新聞 2005年6月11日 18時05分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20050612k0000m030011000c.html
ガザ入植地にロケット弾、3人死亡 パレスチナ
2005年06月08日23時41分
パレスチナ自治区ガザ南部のユダヤ人入植地に7日、ロケット弾が着弾し、パレスチナ人2人と中国人1人が死亡した。この日、イスラエル南部にも数発のロケット弾が撃ち込まれた。いずれもハマスなどガザの過激派による攻撃とみられる。
アッバス自治政府議長が8日にガザ入りし、ハマス幹部と会談する予定だった。ハマスが初参加する自治評議会議員選が延期されるなど、アッバス議長とハマスの関係は緊張を帯びている。今回の攻撃には、武力を誇示して議長との会談を有利に進める狙いがある可能性もある。
死亡した3人は、入植地で農作業をしていた労働者だった。
http://www.asahi.com/international/update/0608/016.html
シャロン首相来日は秋以降 ガザ撤退控え延期通告
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イスラエルのシャロン首相の来日が当初予定の6月から秋以降にずれ込む見通しとなった。複数の政府筋が10日、明らかにした。イスラエル側が8月中旬に予定するガザ地区撤退開始以前の日本訪問は困難と伝えてきた。5月のアッバス・パレスチナ自治政府議長に続くシャロン首相との会談で、日本の中東和平への貢献をアピールすることを狙った小泉純一郎首相は肩透かしを食った格好だ。
政府は引き続き、ガザ撤退前を含めできるだけ早い時期の来日を働き掛ける方針だが、シャロン首相は当面、内政に専念したい考えとされ、政府内でも「現状では、ガザ撤退が一段落するまでは難しい」(政府筋)との見方が強い。
イスラエル側はこれまでシャロン首相の来日時期を「6月」とし、日本政府もシャロン首相来日時に、円滑な撤退実施のための支援を表明する考えだった。
2005年06月11日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/06/2005061001005050.htm
「ガザ撤退後」を協議へ
米・パレスチナ首脳会談
【ワシントン=豊田洋一】ブッシュ米大統領は二十六日、訪米中のパレスチナ自治政府のアッバス議長とホワイトハウスで会談。イスラエル、パレスチナ両国家の平和的共存を目指す中東新和平案(ロードマップ)の推進を確認するとともに、イスラエルが今年八月に予定するガザ地区撤退後の具体的な対応策について協議する。
両首脳の会談は、昨年十一月に死去したアラファト前議長の後継にアッバス氏が就任して以降、初めて。
アッバス議長は訪米前「ガザ撤退後のロードマップに関する立場を明らかにするよう大統領に求めたい」と強調しており、イスラエルのシャロン首相がガザ撤退と引き換えの形でもくろむヨルダン川西岸の大規模ユダヤ人入植地併合を認めないよう、米側に強く働き掛ける意向だ。
また、二月以降途絶えているシャロン首相との会談実現に向け、米側に協力を要請するものとみられる。
これに対し、大統領は、七月に予定されるパレスチナ評議会(国会に相当)選挙実施や、パレスチナ治安部隊の強化に向けた支援を約束。同時に、イスラム原理主義組織ハマスなどテロ組織の武装解除を断行するよう強く求める意向だ。
さらに両首脳は、米国によるパレスチナへの経済援助方式を、これまでの非政府組織(NGO)などを通じた間接支援から、自治政府に直接支援できるよう変更する問題についても話し合う。
ブッシュ政権は前議長を「和平の障害」とみなし、会談を拒否していたが、穏健派のアッバス議長就任を新和平案推進の好機ととらえており、会談が実現した。
http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20050527/mng_____kok_____001.shtml