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(回答先: 日本駐在イラン大使がイランの核活動に関する産経新聞の報道を否定 [IRIBラジオ日本語ニュース] 投稿者 white 日時 2005 年 6 月 10 日 23:15:06)
□イラン、北朝鮮 断てぬ「核の連携」 拡散防止の困難さ露呈 [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050609-00000010-san-int
イラン、北朝鮮 断てぬ「核の連携」 拡散防止の困難さ露呈
北朝鮮の核技術者が今年初め、イラン中部のガディール軍事基地での秘密核活動の現場を訪問したことが情報筋の証言で明らかになったことは、パキスタンの核科学者カーン博士の「核の闇市場」から核技術や遠心分離機の供与を受けたとされる北朝鮮、イランの連携が国際的な核拡散防止の圧力にもかかわらず続いていたことを示すものといえる。
北朝鮮の核技術者が同基地でどのような活動を行っていたかはわからないが、両国はこれまでも核開発に向け連携してきたとみられる。
昨年五月には物理学者、コンピューター専門家など六人で構成されるイランの代表団が北朝鮮を訪問し、核爆弾を製造するうえで必要な中性子照射実験を行ったほか、同じく昨年五月に、イランはウラン濃縮の原料となる六フッ化ウランをつくるために必要なフッ素ガスを北朝鮮から空輸したとされる。
カーン博士は、パキスタン政府の聴取に対して、イラン、北朝鮮の関係者とそれぞれ十回以上も接触を重ねていたと証言したと報じられており、パキスタンのムシャラフ大統領は今年三月、カーン博士が両国に「複数の遠心分離機かノウハウを供与した可能性がある」と明言した。
北朝鮮の核開発に詳しい専門家によると、北朝鮮は「起爆実験の測定システムの装備が整っている」という。これに対しイランは豊富な資金を持っており、両国は「核の闇市場」で得た遠心分離機などを使って共同作業を行うことで「対米抑止力を得るための核開発を共に早めることができる利点がある」(同専門家)と指摘されている。
米国防総省系のシンクタンク、国防分析研究所のアンドルー・クー研究員は国際問題専門誌ワシントン・クオータリー二〇〇五年夏季号に寄稿したなかで、北朝鮮が外貨獲得のため核兵器、核物質をイランだけでなく他の中東諸国やテロ組織に売り渡す可能性があると警告した。
米国はイラン、北朝鮮の核開発を防ぐため、多国間協力による大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)を進め、一定の成果があったとしている。ただ人の往来を防ぐことは困難であり、今回の北朝鮮の核技術者のイラン訪問は核拡散防止の難しさを改めて示したものといえそうだ。(有元隆志)
(産経新聞) - 6月9日2時45分更新