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(回答先: 【ロンドンテロの犯人はイギリス民間軍事会社アルカイダ様である!】 「ハイキング行くように」(捏造記事の氾濫) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 7 月 14 日 07:06:16)
また英国産テロリスト アルカーイダ関係か
【ロンドン=蔭山実】ロンドン同時爆破テロの実行犯らがパキスタン系英国人の若者たちだったことが判明、“英国産テロリスト”の脅威が一段と強まってきた。英国は、インド亜大陸や中東など大英帝国時代の広大な旧植民地から移民を受け入れてきた寛容な政策と、イスラム系若年層の過激化阻止というジレンマに直面している。
米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、英国発のテロ計画で最初に注目されたのが、米中枢同時テロ後の二〇〇一年十二月、爆弾を靴に仕掛けてパリ発マイアミ行きアメリカン航空機に搭乗し逮捕されたリチャード・リード服役囚だ。
ジャマイカ人を父親、英国人を母親に持ち、移民社会の影響下で若くしてイスラム教に改宗、ロンドン北部のモスクに出入りするうちにテロ活動にかかわるようになった。
同服役囚と同時期にオランダ経由で英マンチェスター発米国行きの航空機を靴爆弾で爆破しようと計画、〇三年十一月に英国内で逮捕された英西部グロスター在住のサージッド・バダド服役囚は英国のアフリカ系社会に生まれ育った。
バダド服役囚はパキスタンとアフガニスタンで国際テロ組織、アルカーイダが行った軍事訓練を受けていたとされる。
アフガンでの米軍事作戦後に米紙、ウォールストリート・ジャーナルのダニエル・パール記者がパキスタン国内で誘拐され〇二年二月に殺された事件の実行犯も中東系英国人、アハメド・オマール・シェイク容疑者だ。
〇四年八月にはロンドンのヒースロー空港襲撃を計画したとしてアルカーイダ工作員、アブ・エイサ・ヒンディ容疑者が英当局に逮捕され、イスラム系住民とアルカーイダの関係が表面化した。
イスラム系の若者たちは世代を超えて英社会に溶け込み、教育も受けており、移民一世とは違って、西欧文明に矛盾を感じてイスラムに回帰する可能性も高いという。元英警察幹部は、アルカーイダ工作員が英国内に浸透しイスラム系を訓練している、と指摘している。
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□日本エネルギー経済研究所・保坂修司研究主幹
■不満・怒りもつ地元組織を利用?
英国はパキスタン系移民が多いが、彼らの英国社会に対する不公平感は大きい。実行部隊がパキスタン系英国人だったとしても不思議はない。社会に対する不満や怒りをもつ地元のネットワークが利用されたのだろう。
テロを行うには心理的なハードルを越える必要があり、海外の組織がその決断を促したのだとすれば、反英米を訴えるアルカーイダのような国際テロ組織が介在した可能性はある。「ジハード(聖戦)主義」に分類される組織は英国内にもあり、こうした組織がアルカーイダと連携した可能性もあろう。
今回の実行メンバーは比較的若い。アフガニスタンで軍事教練を受けた爆弾製造の専門家など別の協力者がいたかもしれない。自爆テロだったとすれば西欧では初めてで、遠隔操作による爆弾テロとは、動機の部分で怒りや不満の度合いが違うとみることもできる。
アルカーイダの影がみえるテロでは、イラクの中の米軍、トルコの中の英国総領事館など、「イスラムの中の非イスラム的な対象」がこれまで狙われていたが、マドリード列車同時爆破テロ(二〇〇四年三月)を機に無差別化した。各国とも治安強化に乗り出しているが、欧州が狙われる傾向は続くだろう。(談)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/14int001.htm