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英テロ実行犯4人 「ハイキング行くように」
明るい22歳青年/8カ月赤ん坊の父…
首謀者は国外逃亡?
【ロンドン=蔭山実】ロンドンの同時爆破テロでロンドン警視庁は十三日までに、パキスタン系英国人とされる実行犯三人を特定した。残る一人も特定されたとの情報がある。いずれも現場で死亡した可能性が高く、確認されれば西欧では初の自爆テロとなる。英国社会の中でイスラム教徒として生きる彼らを、テロに向かわせたものは何だったのか−。
◆◇◆
報道によると、四人の実行犯のうち三人はリーズ周辺に居住するパキスタン系英国人だった。
オルドゲート駅の爆発を実行したとみられるのは、スポーツ科学専攻の大学院生、シェヘザド・タンウィール容疑者(22)で、クリケット好きの快活そうな青年だった。
父親は英国のファストフードともいえる「フィッシュ・アンド・チップス」の店を経営、タンウィール容疑者もたまに店を手伝うことがあった。
英紙、インディペンデントによると、同容疑者はイスラム学を修めるため、昨年十二月に九カ月の予定でパキスタンに向かったものの、なぜか予定を切り上げて、今年二月には帰国したという。
しかし、別の報道ではパキスタンのほか、アフガニスタンにも長期滞在していたことがあるとされ、その機会を通じてテロリストと接触した可能性が指摘されている。
エッジウエアロード駅での爆発の実行犯とされるのはモハメド・サディク・カーン容疑者(30)。生後八カ月の娘の父親で、小学校の障害児学級で働いた経験がある。
物静かな性格で、近所のジムに通うところが時折見かけられたことを除けば、近隣住民にもほとんどなじみはなかった。
二階建てバス爆破にかかわったとされる十九歳の少年は、タンウィール容疑者の古くからの友人で、カーン容疑者とも知り合いだった。思春期には荒れることもあり、二年ほど前から非常に宗教的になって、手を焼いていた両親は、むしろ安心していたとの証言がある。
バス爆破は、ほぼ同時に発生した三件の地下鉄爆破とは異なり、約一時間遅れて起きた。車内では、この少年とみられる若者が動揺した様子でカバンの中身を探っていた様子が目撃されている。自爆テロの決心が揺らいだのか、あるいは友人たちの爆発に後れを取ったことに動揺したのか−。
英国内報道では、この三人は全員、現場で死亡した可能性が高いという。しかし、四人目については生死を含め詳細は明らかになっていない。
七日の爆発直前の四人の姿は地下鉄駅の監視カメラにとらえられていた。映像では「ハイキングに出かけるようにリラックスしていた」という。
英捜査当局は十三日まで、英国中部の都市リーズ周辺の六カ所を捜索するとともに、実行犯の親類とされる男一人を逮捕した。当局は、実行犯の背後にテロを計画し、指揮した首謀者がいるとの見方を強め、国外への逃亡の可能性も含めて特定に全力を挙げている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/14iti001.htm