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(回答先: NY-マドリッドーロンドンを結ぶカバラの数秘術(米の政治メルマガより) 投稿者 Sun Shine 日時 2005 年 7 月 10 日 23:38:46)
Sun Shineさん、こんにちは。
私も近年たてつづけに起こった大事件を眺めわたし、その発生日時の奇妙な一致や、秘数術的解釈で往々にして聖書の獣の数字が導き出されることに関心を寄せている者のひとりです。
ご紹介いただいた記事については、全体的な論旨には共感できますし、秘数計算についてもロンドン2005/7/7同時爆破事件の日付2005年7月7日は、「2005=2+5=7 であり、777となる」というところまでは納得できるのですが、1394 - 483 = 911という計算式は根本的にロンドン2005/7/7の秘数術としての意味を成さないと思います。
1394 days since 911(9.11から1394日目)
483 days since the Madrid bombing(マドリッドの爆撃事件から483日目)
1394 - 483 = 911
という計算ですが、これは単にニューヨーク911とマドリッド311という二点間の関係を表しているに過ぎません。ニューヨーク2001/9/11とマドリッド2004/3/11との間の日数は911日であるという事実は周知のとおりで、ここ阿修羅サイトでも議論されてきましたね。上の数式はこれに第三の点を、いわば強引に設定し、わざわざ遠回りに迂回して計算を煩雑化させただけのものです。ですからこの第三の点にはロンドン2005/7/7でなくとも、他の任意の日付を入れても同じ結果が出てしまいます。
2005/7/8の場合:
1395 days since 911(9.11から1395日目)
484 days since the Madrid bombing(マドリッドの爆撃事件から484日目)
1395 - 484 = 911
2005/7/9の場合:
1396 days since 911(9.11から1396日目)
485 days since the Madrid bombing(マドリッドの爆撃事件から485日目)
1396 - 485 = 911
2005/7/10の場合:
1397 days since 911(9.11から1397日目)
486 days since the Madrid bombing(マドリッドの爆撃事件から486日目)
1397 - 486 = 911
という具合に、どんな日付を持ってきても911という答えが出るわけで、ロンドン2005/7/7の特徴を表すものでは全くないわけです。ですからこの数式ではニューヨーク2001/9/11とマドリッド2004/3/11は秘数で結ばれますが、ロンドン2005/7/7までを結びつけることはできません。
たぶんこの計算式を発想した人は、数字をいじくるうちに本人も気づかぬまま、初歩的な数字の迷路にはまってしまったのでしょう。どんな数字を入れても最終的に同じ値が得られるというのは、数当ての手品によくあるトリックですね。
愚民党さんご指摘の
1394 + 483 = 1877
1877/01/01,明治10/01/01
イギリスのヴィクトリア女王(58)がインド皇帝となり、インド帝国が成立する。等
については、かなり飛躍しているとは思いますが、こういうのはありなんじゃないでしょうか。