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(回答先: A級戦犯、国内では罪人でない(1喝たぬき) 投稿者 子猫だまし 日時 2005 年 6 月 01 日 08:26:52)
こんにちは。
あなたが主張するように、戦勝国による裁定なるものは、戦勝国の主観によるものですから、(たとえ、国際的に公平を試みたとしても、依然として)、敗戦国が声を上げ続けることは必要なのだろうと思います。(ただ、現実的な(せこいくらい)利益も、追求しつつでしょうが)。
さて、私が書きたいのは、太平洋戦争の敗戦を、我々自身が、裁けなかったのは、天皇を、現実政治に関わるように(関わっているかのように)、もっていったからだ、ということです。
仮に、将軍の地位にあるものが、全権を託されていたのであれば、敗戦の責は、将軍が腹を切ることで、とることができました。
昔から、天皇は、奥にいて、安心、安全、繁栄を願われる存在だったわけです。しかし、明治政府が、近代国家として、人々をまとめていく必要から、現実政治により関わっているように仕向けたのも分かるような気はしますが、残念です。
昔から、天皇は、奥にいて、現実政治は、全権を任された、その担当者が実施すればいい、という形を、我々は、(おそらく結果的にだったでしょうが)作ってきました。太平洋戦争では、歴史的に見て、例外的なことをやってしまった、そして、我々自身が、敗戦を反省できない状態にしてしまっていた、と考えています。