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(回答先: 05/22 14:53 TV放映中止など妨害続く ウズベク、強まる言論統制 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 5 月 25 日 19:19:01)
05/23 18:09 寛容な戒律で支持拡大 ウズベク暴動の過激派組織
【タシケント23日共同】ウズベキスタン東部の反政府暴動を主
導したとされ、これまで謎に包まれていたイスラム過激派組織アク
ラミヤの活動の実態が二十三日までに明らかになった。戒律に寛容
な独自のイスラム理論によりビジネスを奨励。獲得した豊富な活動
資金と民衆の支持が、中央アジアにおける「神の国」樹立とカリモ
フ政権打倒に向けた運動の原動力になっている。
アンディジャンの反政府暴動でも見られた民衆と過激派との結合
は、この地域の新たなイスラム運動の潮流といえそうだ。
ウズベクの首都タシケントの情報筋によると、アクラミヤは、平
和的手段による「神の国」建設を掲げる原理主義組織ヒズブアッタ
ハリル(イスラム復興党)の分派。復興党と違い、アクラミヤは目
的のためには暴力を含め手段を選ばないという。
ウズベクとキルギス、タジキスタンにまたがり人口密度が高く、
貧困層が多いフェルガナ盆地を拠点にするアクラミヤは、活動資金
捻出(ねんしゅつ)のため企業家や商人に目を付けた。
イスラム教徒が本来行わない酒類販売について「利益の五分の一
をアクラミヤに上納すれば戒律には反しない」などとの世俗的な理
論を展開。アフガニスタンから欧州への麻薬密輸の一大中継地とな
っている同盆地で、麻薬などの闇ビジネスすら「神の国」実現の前
に正当化しているとの指摘もある。
さらにイスラム教徒の義務である一日五回の礼拝を「二回で十分
」と説くなど戒律には寛容なのが特徴だ。
イスラム組織の民衆への浸透を体制への脅威とみるカリモフ政権
は昨年夏、アクラミヤの活動に関与したとして企業家二十三人を逮
捕。
逮捕された二十三人のうちの一人、アタマトフさん(29)はア
ンディジャンで菓子工場を経営。子供のサッカーや空手大会のスポ
ンサーになったことや、老人や貧者への慈善活動が、治安当局にと
ってアクラミヤの民衆への「オルグ」と映ったようだ。
貧困地域でのアタマトフさんらの存在感は大きく、逮捕は住民の
生活に深刻な打撃を与えた。さらに釈放を求める親族らも相次いで
逮捕され住民の怒りが爆発、アンディジャンでの大規模な反政府暴
動につながった。
情報筋はアクラミヤについて「現代にマッチした新しいイスラム
」を追求する「理論派集団」と指摘。「神の国」建設のためにカリ
モフ政権打倒を説き、支持者をウズベク国内で着実に増やしている
と分析している。
20050523 1809
[2005-05-23-18:09]