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(回答先: Re: 油田でもあれば 投稿者 どん兵衛 日時 2005 年 9 月 14 日 21:27:18)
私も経済の専門家ではありませんけど、
今までの経済の発展は、まがりなりにも、国民の生活向上、国民経済の発展って部分と結びついていたとおもうのです、かって、日本の基幹産業の経営者たちは、自ら日本経済を担っているという責務と信念そして経営哲学というものをもっていたとおもいます。
私が書いたglobalizationは、
企業がその最大限の利益を求めて、「国境」を取り払うこと、そしてその結果起りうる、自国経済の不利益を考慮しない、ことです
今たとえば、トヨタという、大企業があります、「この会社、儲け過ぎてけしからん、税金をもっとかけるべきだ」という法律が成立したとします
そしたら、この会社、本社機能や、持ち株会社を(つくって)、税金の安い、バミューダ島あたりに移すかもしれません トヨタの本社が日本にいなくてはならない、そして日本の税務署に税金を支払わなければならない、ってことはないはずです
数年前、ある国の国鉄が、多数の機関車の購入を企画しました、
本命の自国の技術力のある機関車製造会社の見積もりは、他国の会社のそれより少し高かったので その国鉄は、結局ドイツのある会社に機関車を発注しました
その後、その国内の「当然、発注があると腹積もりしていた」機関車製造会社は閉鎖され、多くの人たちが路頭に迷いました
不人情な話ですが、これが今「世界標準」です
しかし、投資家、株主に配当を出せない、「無能」経営者は、サッカーの監督なみに手軽に更迭されます、ですから畢竟、やることが手荒になります、
そうした、「国境を越えた」「国益を損なう」ような企業活動に対して、「一国」の法規制では、まるで有効な処置を取れないと思うのです、それが「政治が経済(活動)を制御できない」と書いた部分です
しかし、そうしたグロバライズドされた、そして株主の利益最優先の企業活動は(企業利益の増大と国民経済の活性化が連動しない)いつか終焉を迎えるときがあると思います、うまく文章化できませんので、キーワードだけ並べます
•資源と環境が持たない
•労働者も時間外は消費者であり、客であり あるいは投資家(年金ファンド等で間接 的に)であること
•このまま互いの「壊っしこ」(企業間、経営者対従業員、従業員対従業員、株主対経営者)が長期的に経済にマイナスの影響を与える
•社会費用の増大(失業保険、生活保護、精神病等疾病、社会のすさみに起因する安全費用の増大)で各国政府がネを上げる
•毎年利益を継続的に上げられる企業、経営者なぞ少数派 そしてその人たちだけが生き残って、ほかの人たちは?
私も「共生」のためのglobalization は賛成です
人がお金ではなく、お金が人に奉仕する世の中になってほしいと思います、
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