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(回答先: 7割の愚民に破滅される3割の賢民 立ち上がれ賢民 投稿者 アウトサイダー 日時 2005 年 9 月 12 日 20:51:10)
アウトサイダーさん、こんにちは、はじめまして。
横レス、割り込みレスにて失礼します。
前回の選挙も今回も、私は小選挙区と比例区の双方ともに民主党に投票しました。結果は小選挙区で落選した候補者は比例区で辛うじて復活当選しました。選挙戦も終盤を迎え自民党の優勢が報道される中、私は初めて地元の候補者の選挙事務所や民主党の選挙運動本部に激励の電話をしました。しかし、ご存知の通りの結果に終わりました。
>昨日の選挙結果はびっくりで昨日は十分に眠れなかった。
私もここ2,3日の間、阿修羅に投稿する気にもなれず、「これほどに国民(日本人)の愚民化は進んでしまったのか」と暗澹たる気分に支配され、原因の究明に向かうまでに暫く時間がかかりました。
民主党岡田代表は自国民を賢民であると信じ愚直なまでに国民の知性(論理性)に働きかけたのであり、それは全く間違っていなかっと考えていますし、民主党支持の基礎票が前回と変わらないことがそれを物語っていると思います。しかし一方、自民党小泉総裁は自国民を愚民であると見定め心理的操作が可能と捉えてあらゆる手段を用いて国民感情を誘導したのであり、それは殆んど国民を愚弄したものであったのですが、特に若年層の無党派浮動票を集め在来の自公票に上乗せして結果的に小選挙区の大勝に繋がっていったと見ています。
勿論、民主党の選挙戦略(主にメディア対策)の拙さと自民党の狡猾さや選挙戦略の卓抜さとの差異が勝敗を決する要因であったことも看過できませんが、やはり最大のポイントは特に愚民化が進行したクラスターをターゲットにして、政府自民党があらゆる手段・方法で誘導したことでしょう。おそらく、そのような思考停止した状態の人達が欲していたのが刺客と呼ばれた落下傘候補で、それを巧く宛がったのが小泉ブレーンであり、彼等はそれを韓流ブームの中に学んでいたのかも知れません。総じて、広汎なマーケティング手法の導入が小泉流の選挙戦略を特徴づけていると捉えられると思います。
今後の政局を睨んで民主党が準備すべきは無党派層の性格づけを明確に行うとともに先ず彼等の表層的なニーズに応えるべく方策を練っていくことであり、在来の民主党支持者に対しては民主党の人材こそは政策立案能力があり、官僚をコントロールし政策を実現していく能力のあることをもっと強く訴えていくことが肝要だと考えています。
>10年ぐらい反自民、日本健全化の運動を行い、弾圧をひどく受けるようになるまで活動してみようと思う。しかし、この意見に賛同するものは、注意としてかつての日本赤軍のように新左翼的な偏狭で粗雑な他人の意見を聞き入れない集団にしないことを信条としなければならない(なぜなら、歴史的にみても、極左は極右になりやすく、かえって当初の目的とは裏腹になるからである)。立ち上がろう賢民。
弾圧を覚悟というのは大へん勇ましくも心強くも感じますが、今後10年を待たずして民主党が大政翼賛へと変節しないとも限らず、そうした事態も想定して措かないとならないと思っています。
体制批判にこそ知識人のレーゾン・デートルがあるとの気概はどこへ失せてしまったのか、テレビ報道に接するにつけても実に嘆かわしい状況が続いています。全共闘世代の私は新左翼の思想背景を等閑視して久しいのですが、表現(言論・出版)の自由は固より民主政治の健全性が担保されるためには堅牢な批判(対抗)勢力の存在が欠かせないとの認識には変わりありません。けれども、価値観の多様化の著しい今日では反動に抗うための論陣を組むことがますます難しくなって来ています。ただし、知識人とされる人達が反動勢力に与したり随伴したりすることは言語道断の所作であり、彼等は全く信頼するに値しないと考えています。確かにその多くが自民党の議員やブレーンに存在していますが、民主党の改憲派の中には極めて反動的な言説で名を馳せている人達もいますし、今すぐにでも彼等が自民党に復党しても不思議ではありません。
確かに極左は極右に転じ易い傾向があることは否めないと思います。けれども、表立った発言をすることがめっきり少なくなりましたが、第一次安保闘争世代(63才位〜67才位)や第二次安保闘争世代&全共闘世代&ベトナム反戦運動世代(54才位〜58才位)の多くはアウトサイダーさんが認められる賢民に属していると想われますし、体制側でさえも彼等の存在を侮ってはいません。私自身は必ず立ち上がると信じています。再び立ち上がるそのときまで、今は次なる戦いに備えてじっくりと態勢を整えてゆこうではありませんか。今度こそは、賢民はより賢く、反動勢力が周到である以上に完璧な準備をしなくてはならないのです。
また、会いましょう。
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