★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK14 > 478.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 民主党が責任政党として、自民党が無責任な政党として振る舞ったことが民主党の敗北の原因 投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2005 年 9 月 12 日 17:16:10)
>>劇薬を無効化する処方箋も簡単です.「政策論争を深めればよい」のです.問題は,野
党側に政策論争を仕掛ける意欲があるのかどうかです.
> それが出来ればよいと思いますが、中西輝政京大教授の文芸春秋10月号の論文が「劇場型選挙は仕掛けた方が必ず勝つ」と言っていることを考えると、劇薬を無効化する処方箋はほとんどないのでは?無所属の田中真紀子を民主党の党首に担いで小泉と対決させるという処方箋以外は私は思いつきませんし、それは責任政党としてあってはならないことです。
しかし歴史的事実を振り返ると,ロイド・ジョージから土井社会党に至るまで劇場型選
挙の劇薬を使った政権は必ずその後に自滅してますよね.テレビを見ていても腹の足
しにはなりませんから,ポピュリズムには自ずと限界があると思います.国会が全面的
にお化粧室になって,議席でパタパタなんてことは有り得ないでしょう?
> 1989年の日本社会党のマドンナブームに始まって、日本新党、新進党、民主党と日本の野党は政策論争を軽視した新党によるブーム、つまり劇場型政治にかなりの程度依存してきたことは紛れもない事実です。そして、小泉政権以後は責任政党である自民党すら政策論争を軽視した劇場政治という麻薬に頼り始めました。一方の民主党は年金改革や郵政民営化法案で高く評価できる政策を提示しつつあります。長期低落傾向にある自民党が責任政党の地位を放棄し始め、それに変わって民主党が責任政党として振る舞いはじめたことこそが今回の民主党の大敗北の一因であるというのは実に皮肉なことです。
確かに民社党が「ある程度において」責任政党としての自覚を持ち始めたことは確か
ですが,「まったく国民から認知されていない」という現実があります.この理由は二つ
あって,一つは「分析,つまり数字が甘い」ところにあります.これについては「(野党な
ので)官僚が数字を隠して見せてくれない」と泣きを入れていますが,国政調査権を持っ
た国会議員がそれを言ったら終わりです.もう一つは国民が「八百長を見抜いている」
という点があります.これについては,(できれば)別に書きたいと思います.
> 今回の選挙結果で注目されるのは、民主党が一定の議席を確保し自民党ブームが起きなかった地域が存在することです。それは北海道・新潟県・京都府です。北海道では国策捜査で逮捕された鈴木宗男が小泉による地方切り捨ての危険を訴えたことと北海道拓殖銀行の破綻以来の深刻な不況が、新潟では郷土の英雄である故田中角栄の存在の大きさが、小泉とその僕となったマスコミによる洗脳から国民を守る機能を果たしました。京都府はかつて28年間共産党府政を維持したという日本国内での異質性、知的水準の高い大学関係者や医療関係者が多く、今後医療や地方の教育が小泉劇場政治の標的になる危険が高いと理解していたことなどが原因として考えられます。このあたりから小泉劇場型政治に対して責任政党である民主党が対抗していく手がかりが見つかることを祈っています。
北海道,新潟,京都の3府県を反自民の牙城として上げられましたが,これらの地域は
私の用語で言えば「脱米自立」の意識が根付いている地域と言えそうです.北海道はロ
シアに近く,アイヌの故地であるなどの地政的歴史的背景があります.新潟は反米主義
者田中角栄の地盤であり,京都はやはり反米の共産党の勢力の強い地域です.岡田
は今回の大敗の責任を取って党首を辞任していますので,岡田民主党を論じても仕方
ないのですが,民主党が「脱米自立」の方向に踏み出すためには党を割るしかないよう
な気もします.対立軸は2軸あって,
@E軸 (1)新自由主義 ⇔ (2)国民経済主義
AM軸 (1)改憲(集団自衛権) ⇔ (2)護憲(平和善隣外交)
@軸の国民経済主義を別の言い方で呼ぶと「脱米自立」となります.これは対外的に
は国家主権を確立し,国内的には国民主権を確立するという方向ですから,基本的に
は護憲路線と調和するように思われるのですが,国家主権の確立は軍事力強化に寄
るしかないと考える立場も有り得るかもしれません.@とAの直積を取ると,
(1)−(1) 自民(小泉新党),民社右派
(1)−(2) 公明
(2)−(1) 保守造反派
(2)−(2) 民主左派,社民,共産
のような感じでしょうか?(私はこの辺りあまり詳しくないので間違ってたらご指摘下さい)
これを読むと結構いろいろなことが見えてきます.民主党が割れると書きましたが,保
守造反派がクサビとなって自民が割れるという可能性はありませんか?公明が新自由
主義というのも唐突な印象はありますが,少なくとも小泉郵政法案に対する態度からす
ればそう位置付けるしかありません.(学会→統一教会→モサド→ユダヤ)という回路
があるとすれば,疑問は解消しますが,それにしても混乱している感はあります.
経済と改憲では明らかに経済が優先すると思われますが,2年後の参院選を考えると
自公連立が崩れる可能性はあるでしょうね.もし,日本が脱米自立路線を進むことが
できたとすると,近隣諸国との緊張は自ずと緩むと考えられますから,「改憲」の必要性
自体が薄れてくる可能性もあります.(可能であれば,それがもっとも望ましい進路では
ないでしょうか?緊張を作為的に高めるための謀略は続くかもしれませんが...)
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK14掲示板