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(回答先: ニート国会議員の昼食に入っていた3種混合ポイズンとその解毒のための処方箋 投稿者 馬場英治 日時 2005 年 9 月 12 日 15:49:53)
>劇薬を無効化する処方箋も簡単です.「政策論争を深めればよい」のです.問題は,野党側に政策論争を仕掛ける意欲があるのかどうかです.
それが出来ればよいと思いますが、中西輝政京大教授の文芸春秋10月号の論文が「劇場型選挙は仕掛けた方が必ず勝つ」と言っていることを考えると、劇薬を無効化する処方箋はほとんどないのでは?無所属の田中真紀子を民主党の党首に担いで小泉と対決させるという処方箋以外は私は思いつきませんし、それは責任政党としてあってはならないことです。
1989年の日本社会党のマドンナブームに始まって、日本新党、新進党、民主党と日本の野党は政策論争を軽視した新党によるブーム、つまり劇場型政治にかなりの程度依存してきたことは紛れもない事実です。そして、小泉政権以後は責任政党である自民党すら政策論争を軽視した劇場政治という麻薬に頼り始めました。一方の民主党は年金改革や郵政民営化法案で高く評価できる政策を提示しつつあります。長期低落傾向にある自民党が責任政党の地位を放棄し始め、それに変わって民主党が責任政党として振る舞いはじめたことこそが今回の民主党の大敗北の一因であるというのは実に皮肉なことです。
今回の選挙結果で注目されるのは、民主党が一定の議席を確保し自民党ブームが起きなかった地域が存在することです。それは北海道・新潟県・京都府です。北海道では国策捜査で逮捕された鈴木宗男が小泉による地方切り捨ての危険を訴えたことと北海道拓殖銀行の破綻以来の深刻な不況が、新潟では郷土の英雄である故田中角栄の存在の大きさが、小泉とその僕となったマスコミによる洗脳から国民を守る機能を果たしました。京都府はかつて28年間共産党府政を維持したという日本国内での異質性、知的水準の高い大学関係者や医療関係者が多く、今後医療や地方の教育が小泉劇場政治の標的になる危険が高いと理解していたことなどが原因として考えられます。このあたりから小泉劇場型政治に対して責任政党である民主党が対抗していく手がかりが見つかることを祈っています。
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