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(回答先: 小泉ブーム再来に自信と驚き=「勝ち過ぎ」の声も−自民(時事通信) 投稿者 路傍の石 日時 2005 年 9 月 12 日 01:26:16)
自民圧勝「290」超す、与党3分の2上回る
辞任を表明する民主党の岡田代表(東京・港区で) 第44回衆院選は11日投票が行われ、即日開票された。自民、公明両党の与党は、合計獲得議席が総定数の3分の2(320)を超える圧勝となった。
自民党は単独で絶対安定多数(269)を大きく上回った。
小泉首相が最大の争点に据えた「郵政民営化」は有権者に信任され、首相の政権基盤は一気に強まった。郵政民営化関連法案が衆院選後の特別国会に再提出され、成立するのは確実だ。
民主党は、公示前勢力を大きく割り込む惨敗となり、岡田代表は辞任する意向を明らかにした。
今回の与党の歴史的勝利は、これまでの2大政党化の流れや、衆院と参院の関係などにも影響を与えそうだ。
参院が否決した法案を衆院が再議決して成立させるには、衆院の出席議員の3分の2以上の賛成が必要で、与党は議長を含め、321議席が必要となる。
今回、自公両党が321議席を確保したことで、参院の動向に影響されずに、安定した国会運営ができるようになった。憲法改正の発議は「各議院の総議員の3分の2以上」の賛成が必要だ。
自民党が、衆院選で単独過半数(241)を突破したのは、1990年以来、15年ぶりだ。280の自民・民主対決選挙区で、自民党は214議席を制し、民主党を突き放した。
前回2003年衆院選で民主党が強みをみせた首都圏や大阪などの都市部でも圧勝した。比例選では、東京ブロックで名簿に登載した候補が全員当選した。民主党が前回比例選で占めた第1党の座を取り戻した。
自民党の勝因は、先の通常国会で否決された郵政民営化関連法案の是非を国民に問う、とした小泉首相が、都市部の無党派層から幅広い支持を集めたことだ。反対票組を公認せず、女性や公募新人らを対抗馬に立てる首相の手法が、自民党の刷新を印象づけた。
同法案をめぐって事実上の分裂選挙となり、不利と見られていた33選挙区(民主党との三つどもえは31)のうち、自民党は14選挙区で議席を確保した。
公明党は、公認候補を立てた9選挙区のうち、沖縄1区を除く8選挙区で当選を果たした。
これに対し、民主党は、神奈川で1議席も確保できないなど、小選挙区で大敗した。政権公約(マニフェスト)で年金改革などを打ち出したが、改革イメージを示せなかった。
一方、自民党から公認されなかった反対票組は、約半数が落選した。ただ、国民新党は公示前勢力を維持した。共産、社民両党は公示前勢力を確保した。
小泉首相は11日夜、報道各社のインタビューで、「国民は、私の郵政民営化を正論だと判断を下した。予想以上の成果だ」と語った。
首相は、20日にも召集される特別国会で首相に選出された後、現在の第2次改造内閣の閣僚を基本的に再任する形で、第3次内閣を発足させる。自民党執行部の顔ぶれも変えない方針だ。
10月上旬に同法案の審議に入り、同月中にも成立させた後、内閣改造と自民党役員人事に踏み切り、政権の総仕上げに取り組む態勢を整えたい考えだ。
選出された衆院議員の任期は09年9月までだが、首相はインタビューで、「06年9月(の自民党総裁任期切れ)までが私の任期だ。それ以後(の続投)はない」と語った。
◆民主・岡田代表が辞任表明◆
岡田代表は12日未明、「民主党代表を辞職し、速やかに次のリーダーを選定していただきたい」と語った。同党は近く代表選びの日程や手続きを決める。今月下旬にも、党大会に代わる両院議員総会を開く方向だ。
1996年結党の同党は、00年と03年の衆院選で躍進したが、今回の惨敗で抜本的な建て直しを迫られる。党の先行きを悲観する見方が党内に広がれば、代表選びで混乱する事態も想定される。
(2005年9月12日2時36分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050911it14.htm
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