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(回答先: 「まだ間に合う。憲法は死んでいない」─JANJAN 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 9 月 23 日 11:34:13)
「まだ間に合う。憲法は死んでいない」
同感です。天木ファンさん、良い記事を紹介くださってありがとう。
私も、JANJANでこの記事を読みました。
選挙直後に、与党が議席の上で2/3以上を占めたのを見て、危機的気分に襲われた方も多いと思います。しかしよく考えてみましょう。改憲ということに限れば、改憲勢力・自公民3党で元々、議席は優に2/3を超えていたわけです。
現在の状況との違いは、以前は民主党には、今より「隠れ護憲」的勢力が多くいたので、両院での発議には手間取るだろうと、予想されたことでしょう。しかし早晩、改憲・9条改定は避けられない問題だったわけです。
自公が過半数やっとの議席のままの場合、国民投票に至るまでは時間がかかり、大汗かかなければならないわけですが、その頃には戦争体験者も少なくなるし、保守派内の護憲的な方(後藤田正晴さんのような方)も存命でないかもしれません。現在ですと、「9条守れ」の声は各種世論調査によると、まだまだ多数を数えます。
そういったことを総合的に考えますと、改憲勢力は、国民投票への手続きが容易になった分、何年も後で超える場合と比べると、越えなければならない最終ハードルは今のほうが高いと、私は考えます。
そうはいうものの、圧倒的多数の議席という切り札を改憲勢力は持っているわけですから、最終ハードルを少しでも低くするため、憲法改正国民投票法案の内容を改憲に有利にしょうとするのは必定です。彼らが用意している法案の内容については、日本弁護士連合会が中心になって問題点を指摘しています。「弁護士9条の会」も同様の活動をしています。また、「表現・報道の自由を考える弁護士の会」は「憲法を決めるのは誰?」(出版社:現代人文社 定価:900円+税)というブックレットを出しました。このブックレットの感想はJANJANに出ています。これら改憲勢力の狙いを議会外で明らかにして護憲派議員を応援するのが私たちの務めでしょう。
JANJANの記事には澤地さんの言葉を次のように紹介しています。
「『九条の会』の運動は全国に広がって、今では全国津々浦々に2000以上の九条の会ができ、市民運動が広がっているそうです。『選挙で自公に3分の2以上の議席を与えてしまったため、これからはどんな悪法も通ってしまう。権力の暴走に歯止めをかけるためには、市民の輪を広げていくしかない』とさらに輪を広げることの重要性を訴えました。」
「『これからは、21世紀の世界の在り方を先取りしたような人が政治を行うべきだ。憲法改正には衆参両院の3分の2以上の賛成が必要であるが、今回の選挙でそれが可能になった。だが、国民投票で国民の半分が賛成しないと成立しない』と述べ、『日本人は九条を守ることを選ぶと思う』と、九条に関しては国民の多くが改憲を望んでいないとの認識を示しました。」
議会活動は、議席に大きく左右されるでしょうが、生活防衛や護憲の運動の成否は、いかに大きな大衆運動を組織するかにかかっています。気を取り直して地道に頑張りたいと思います。
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