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(回答先: 「明日は落とし前をつける日だ。」(作家 森巣博氏) 投稿者 肥筑 日時 2005 年 9 月 10 日 18:29:49)
一行レスもなんなので、とりあえずgendai.netから田中康夫氏の文章を。
http://gendai.net/contents.asp?c=025&id=21418
【奇っ怪ニッポン】
2005年9月1日 掲載
「郵政民営」に凝り固まり、外交には頬かむり
成る程、小泉純一郎内閣の4年間で、ニッポンは変わりました。赤字国債を170兆円も乱発し、1時間に39億円ずつ借金が増大し、今や1000兆円と世界一の借金国なのですから。
郵政民営化が進めば全てが上手く展開する、と一つ覚えの如くに小泉総裁は繰り返します。とするならば逆に、郵政民営化が進まないから170兆円も借金が増えたのでしょうか?
“三百代言”な彼の発言を仮に信じるとして、「郵政民営化は財政再建に効果が有るって言うけど、ホントかね。本当の民営化は5年も10年も先の話なんでしょ。それより今の景気だよ。何年も先のこと考える余裕無い」と本日(31日)付の「産経新聞」が紹介する大田区の町工場経営者の疑問に対し、如何に答える心算でしょう?
「民営化」が全て、な筈の小泉政権下に於いて、163もの特殊法人の僅か1割しか民間法人化していません。而も、特殊法人向けと独立行政法人向けの総予算額は、変わらず同じ。詰まりは、民間法人への看板の付け替えに過ぎないのです。
全国知事会で「国の行財政改革評価研究会」の座長を務める僕は、知っています。小泉内閣誕生後の4年間で、国家公務員数の削減は僅か1.5%に過ぎない事実を。比するに地方公務員数は同期間に7%も削減されているのです。
加えて、依然として高止まりと言われる国家公務員の給与を100とすると、107.4%と焼け太りなのが独立行政法人です。霞が関の官僚が宰相・小泉に反発しない理由が、読者諸氏にもお判り頂けるでしょう。
思い起こせば70年代初頭のオイル・ショック時、如何なる根拠を以てか、「諸悪の根源は商社」と乱暴な論調で当時のマスメディアは断じ、事の本質を明らかにしませんでした。郵政民営化が進まないから全ての改革が滞っている、と居直る宰相・小泉の論理は、似ています。「郵政陰謀説」に凝り固まった彼は公示日の第一声で、「郵政民営化が実現すれば、外交も良くなる」と絶叫しました。本当でしょうか?
命を賭ける、と高言していた筈の拉致被害者問題は一体、どうなったのでしょう? 一日千秋の思いで待つ御高齢の御家族を弄んだ、と批判されても致し方ない宰相・小泉は、国連の常任理事国入りに関しても命を賭けていた筈なのに、今や興味すら示しません。1日に100名もの国民が自ら命を絶つ、混迷する国内状況から目を逸らさせるべく、外交を利用しているのです。
公示日は、コーンパイプを片手にダグラス・マッカーサーが厚木基地に降り立ってから奇しくも60年目に当たる8月30日でした。軽井沢大賀ホール前の庭園で、僕は「新党日本」代表として、「脱『お任せ民主主義』宣言」を読み上げました。
財政再建団体に陥り掛けていた信州・長野県の県知事に就任して4年半、全国47都道府県中46位だった財政状況を抜本改革すべく、不要不急の起債を抑制し、累積債務を4年連続で547億円減少させました。減少しているのは、長野県だけです。他方で、失業率は低い方から3番目です。
一地方自治体で行える改革を、国全体で行えない筈がありません。合い言葉は、「信じられる日本へ。」常識をひっくり返すことにこそ、夢がある。「新党日本」は、私たちが日本で暮らし働き学ぶ事に勇気と誇りを取り戻せる社会に向け、真の改革を行います。【田中康夫】
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