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(回答先: 全く違っていますね〜 投稿者 考察者K 日時 2005 年 9 月 08 日 21:29:40)
おそらく立ち位置が異なるので個別に反論してもしょうがないでしょうが・・
"企業でも痛みを受けているのは一般労働者だけです。
この場合、現場監督的な役職労働者も一般労働者ですが、経営陣は「あーしろ、こうしろ」と無理難題を現場に求めるだけで、どこにも痛みは受けていません。バブル期を超える80兆円もの余剰金を貯め込みながら、労働者への正当な還元もしないでいます。
企業の擬人化の視点に問題があります。
【野党は『貧富の差』を生んだ小泉総理を非難しているが、貧富の差が出る社会は経済がグローバル化したことで始まった『流れ』である。】
と言う意見は『労働条件的にもグローバル化されているのならば』それなりに正しい面もあるでしょうが、日本では「経営陣に都合の良い点のみのグローバル化」であり「労働者の献身的過密長時間労働に競争力を頼っている」のです。"
業績の悪い企業では、経営陣もどんどん首を切られています。海外との直接、間接的な競争を身にしみているサラリーマン、いや、経営陣にとっても、望むと望まざるとに関わらず、自己の生産性、付加価値を高めるか、あるいは余暇を削って仕事をせざるを得ない事を認識しているのです。
それがいい事か悪い事かといわれれば、決して望ましい事とは思いませんが、世界経済がそういう仕組みとなっている以上、日本だけを例外におくという判断はできないのです。我々は、我々と同程度の教育を受けていながら我々の1/10以下の賃金で、我々よりも労働時間の長い中国やインドの企業と争っているのです。しかも、かつてのような単純労働だけではなく、知的労働の世界でもそのような状況は始まっています。
"小泉改革の「グローバル化」は裕福層による裕福層のための「改革」であって、全く多くの庶民・労働者にとっては改革になっていない事は明らかです。"
確かに、「富裕層による富裕層のための改革」なのかもしれません。しかし、多くの無党派一般サラリーマンは、まさにその富裕層になることを目指しており、「庶民・労働者(どういう定義かにもよりますが)」に安住したくないと思い、日々仕事や自己研鑽に励んでいるのです。
世の中には、自らの力で新たなビジネを起こし経営者として辣腕をふるえるようになった人もいれば、スーパーサラリーマンとして、契約社員の身でありながら、下手な企業の雇われ社長の数倍の給与を稼ぐ人も出てきています。NTTの民営化によって、いったいどれだけの新たなビジネスチャンスが生まれ、どれだけの富裕層が生まれたと思いますか?郵政民営化自体が同じ効果を生むのかどうかは疑問ですが、小泉がいっている「改革」に、それと同じ効果を期待している人々は、決して少なくないと思います。
世の中には、
勝ち組、負け組ができて、貧富の差が大きくなると嘆く人。
改革によって勝ち組になるチャンスが増えたと努力する人。
が、います。私個人の考えとしては、後者が増えることが日本の活力となると信じています。
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