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(回答先: 比例区投票先 自24%・民16%に接近 連続世論調査(朝日)---調査方法くらい一々報告せよ、大本営! 投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 8 月 28 日 04:41:32)
反旗チラリ、刺客にも配慮 自民「ねじれ」静岡7区
朝日新聞 2005年08月27日23時30分
「改革のマドンナ」として自民党公認で立候補する元財務官僚の片山さつき氏(46)が立つ静岡7区。27日、出馬を要請した小泉首相が応援にやって来た。地元の党静岡県連は、郵政民営化法案に反対し、無所属で立つ城内実氏(40)に「県連推薦」を出した。党執行部にあからさまに反旗を翻さずに、送り込まれた対抗馬の顔も立てる。JR浜松駅前に首相の絶叫が響くなか、さまざまな思惑が交錯した。
27日午後5時、浜松駅前。「改革を止めるな、という声を片山さんを支援することで示して下さい」。小泉首相が叫ぶと、駅前広場を埋め尽くした約5000人から、拍手と歓声がわいた。
赤いスーツを着た片山氏は首相の右横で一礼。立候補表明以来、初めて街頭に立った片山氏は「改革の本丸、郵政法案が否決された。これができなければ、他の改革なんてみんな止まってしまう」と声を張り上げた。
盛り上がりとは裏腹に、党県連幹部のうち会長を除く三役は姿を現さなかった。7区内の県議5人が不在、市議も少なかった。
前日の26日昼過ぎ。片山氏は浜松市議会の自民系会派控室を初めて訪れた。市議約20人に住民票を移したことなどを話し、名刺を配った。
突然、片山氏はじゅうたんの床にひざをつき、深々と頭を下げた。「みなさんのご支援がないと戦えません」
その姿に、市議の一人は「まさかそこまでするとは。相当厳しいんだな」と思いつつ、唐突さに真意を測りかねた。
24日には静岡県議会の自民党役員室を訪ねた。応対した党県連の前沢侑・幹事長はきっぱりと「城内推薦」を告げ、「事務的なことで協力できることはしようと考えている」。
片山氏は「総裁や党幹部からも静岡県は保守本流の自民なのでいろいろご理解いただけるよ、と言われてきました」と伝えたが、地方議員の応援やスタッフなど具体的な支援の話は一切なかった。
その前日の夕方。ベテランの浜松市議の携帯電話が鳴った。
「7区の協力をひとつ、頼むよ」。自民党の武部勤幹事長からだった。地元議員の支援がなく、業を煮やしている感じがした。
市議はすぐさま片山氏の事務所に行き、女性の支援者を増やすために「髪形を考えないといけない」「ポスターを作り替えなくては」などと矢継ぎ早に指示を始めた。
片山氏が静岡7区で本格的に活動を始めたのは21日夕。首相の要請に応じた13日以降は、党本部で首相や同県選出の国会議員らから話を聞き、郵政改革全体を訴える広報的な役割を任されていた。
片山氏の周辺は当初、党本部職員のほか、大手IT企業の広報室長や月刊誌の元編集者ら知人ボランティアだけ。しかし、事務所には日を追うごとに、各種団体の推薦状が壁に張り出され始めた。
27日、自民党幹部は「まだ日が浅いのに、だいぶ浸透してきた。このままいけば投票日までに抜き去ることも可能だ」と手応えを口にした。
■「敵は民主」2議席狙いも
迎え撃つ城内氏は27日、首相演説の様子を気にしながら、駅近くを車で移動していた。「小泉総裁の応援は脅威だ」
この日昼、城内氏は浜松市の工業団地近くの複合商業施設近くで、「広い選挙区、隅々まで走っています。改革への熱い思いが伝わっていると確信しています」と訴えた。衆院解散の8日夜、地元に戻り、後援会を中心に、ミニ集会や企業を回る従来型の活動を続けている。事務所では地元県議が選対本部長として指揮を執り、城内氏を乗せた車は1日約300キロを走っている。
分裂選挙はこのまま進むのか。
首相が浜松に来たころ、城内氏の選対会議に出席していた地元県議の一人は「片山さんに拍手を送ることはできない。ここまで来たら結束は乱れない」と語った。
しかし、首相応援に欠席した県連幹部の考えはまた違う。「敵は民主。片山さんは比例上位で優遇されるので、ここで二つとれれば」としたたかさを見せる。
一方、政権交代を旗印に、市議から転身する民主党新顔の阿部卓也氏(38)はこの日、地元の祭りをはしごして、地元密着の「たたき上げ」を強調。「ふつうの人が永田町に行ってこの国を変えなければならない」と訴えた。
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