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(回答先: 南青山さんの論は“ファシズムの匂い”とは無縁と言えるのでしょうか? 投稿者 あっしら 日時 2005 年 8 月 27 日 14:03:54)
あっしらさん、どうもです。
あっしらさんの議論は、原理主義的なところが多いと考えています。
>自民党と民主党しか選択肢がないような誘導になりかねない両党代表による討論会は害が多いと考える。
通常の場合なら、小生も同じ考えです。
しかし、現状では、すでに事実上「自民党と民主党しか選択肢がない」状況です(他に政権選択の選択肢がありますか?)。
そして、このままでは小泉主導の自民党が過半数を超える可能性がある。
小生は、現在の日本を取り巻く状況のもとで、小泉自公政権が大きな力を得ることのほうが、害が多いと考えます。
>そのような討論会は、「改革」という名の新自由主義・市場原理的思潮のなかでの選択しかないような雰囲気をつくる恐れがある。
>別に欧州社民的ないしケインズ的思潮が好ましいとは思っていないが、新自由主義・市場原理的思潮を前提に政策を選択しなければならないように思わせる動きに賛同することはできない。
あっしらさんの議論が原理主義的だと思うのは、すでに「新自由主義・市場原理的思潮のなかでの選択しかないような雰囲気」ができているのに、それ以外の選択肢が今回の選挙でもあるような議論を展開していることです。
「新自由主義・市場原理的思潮を前提に政策を選択しなければならないように思わせる動きに賛同することはできない」として、ほかにどのような選択肢がありますか。
社民党や共産党に入れるというのは、自民党、民主党が過半数を取れない(可能性が非常に高い)という状況でのみ意味を持つと思います。
>しかし、ご自身の好みに従って党首討論会の在り方をあれこれ言うのは、「小泉自公政権」の手法や態度に近いものではないのですか?
小生は選挙については、現実主義的態度を取ります。
現状では、小泉自公政権がさらに強力な基盤のもとで継続することに非常な危機感を抱いています。
「「小泉自公政権」の手法や態度に近い」戦術をとることに違和感を覚えません。
>それほど愚かではない官僚や米国支配層は、あるべき日本に向かう道を微妙にルートが違う“複線”で用意しているかもしれませんよ。
よくわからないので、具体的な事例をお示しください。
>ご自身が望む民主党への政権交替に資するのなら歪んだ党首討論会をも利用するというのは、“ファシズムの匂い”とは無縁と言えるのですか?
>(念のため、小泉氏的政治手法をもってファシズムだとは思っていませんし、ファシズムを一括して“悪”とも評価していません)
繰り返しになりますが、今回の選挙は、小泉自公政権を倒す、あるいは勢力をそぐための戦いと考えています。
そのための党首討論(拒否される場合も含めて)という戦術は有効な手段の一つと考えています。
他にもいろいろ戦術はあるでしょうが。
なお、小生は民主党を支持していません(これはあっしらさんの邪推です)。
小沢一郎には期待していますが、小沢の考えは現状の民主党と一致するものではありませんね。
あっしらさんは「小泉氏的政治手法」と限定を付けていますが、たしかに「手法」だけを見ればファシズムではないでしょうが、小泉の心的傾向、彼を取り巻く有象無象、そしてアメリカ勢力の周辺にはファシズムの香りが立ち始めていると、小生は感じています。
こうした芽は早いうちに摘むに限ります(遅すぎるかもしれませんが)。
また、小生はファシズム(全体主義)は一括して“悪”と考えています(理由についてはハナ・アーレント『全体主義の起源』(みすず書房)をお読みください)。
>※ 「亀井は小泉の地元で立候補せよとする奇策」は、亀井氏のこれまでの言動と今置かれている政治状況に照らせば、そのような戦術こそが信念をまっとうする道だと言っているだけで、党首討論会の在り方をめぐる議論とはまったく無関係です。
小生には不思議なのですが、「亀井は小泉の地元で立候補せよとする奇策」こそ、小泉的政治手法の最たるものと考えています。
こうした手法を推奨するあっしらさんが、小泉対岡田(という確かに小泉的政治手法の裏返し的)戦術について、反対することに非常に驚いたことが、先のレスのきっかけです。
「亀井氏のこれまでの言動と今置かれている政治状況に照らせば」現在のドブ板選挙こそ信念をまっとうする道と、小生は考えています。
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