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(回答先: Re: あっしらさんにしてはあまりにもまともなご意見。 投稿者 南青山 日時 2005 年 8 月 27 日 07:43:47)
自民党と民主党しか選択肢がないような誘導になりかねない両党代表による討論会は害が多いと考える。
そのような討論会は、「改革」という名の新自由主義・市場原理的思潮のなかでの選択しかないような雰囲気をつくる恐れがある。
別に欧州社民的ないしケインズ的思潮が好ましいとは思っていないが、新自由主義・市場原理的思潮を前提に政策を選択しなければならないように思わせる動きに賛同することはできない。
新自由主義・市場原理的思潮の濃淡を較べると自民党より民主党のほうが濃い。
それは、自民党に、“国家資本主義”的システムで既得権益を得てきた層に支持者が多いことや自民党政治家自身がそこから利益を得ている側面が強いからであろう。
＞小沢が小泉と岡田の党首討論の仕掛人と巷間で伝えられていますが、もしそうだとす
＞れば、小沢のねらいは、小泉が拒否することを見越しての、小泉逃げた、チキンだと
＞いうネガティブキャンペーンでしょう。
民主党だけとのガチンコ討論を避けたことをもって、小泉氏がチキンだとは言えないでしょう。
今回の党首討論騒動は、小泉氏（自民党）が全党レベルで党首討論会を行うと応えたことで民主党のネガティブキャンペーンは無効化したと考えている。
＞小生は小泉自公政権にファシズムの匂いを感じており、また小泉やアメリカ、竹中、
＞財務省が（あるべき姿と）考えている日本の経済や社会のあり方は、どうも性に合い
＞ません。
＞現在の民主党が政権を取ったとして、どれほどよくなるかはわかりませんが、政権が
＞変わり得るということを、国民にも、財務省にも、官僚にも、アメリカにも知らしめ
＞ることは重要であり、小泉的なものよりはましだと考えています。
＞個人的には小沢一郎の日本を見てみたいと思っています。
どのような政治を望ましいとするのかはひとり一人の判断に委ねられています。
しかし、ご自身の好みに従って党首討論会の在り方をあれこれ言うのは、「小泉自公政権」の手法や態度に近いものではないのですか？
それほど愚かではない官僚や米国支配層は、あるべき日本に向かう道を微妙にルートが違う“複線”で用意しているかもしれませんよ。
あるべき日本は自民党や民主党が現在掲げている政策の他にあるかもしれないと考える政治的雰囲気をつくるためにも、全党の主張がきちんと聞ける場が必要だと思っています。
ご自身が望む民主党への政権交替に資するのなら歪んだ党首討論会をも利用するというのは、“ファシズムの匂い”とは無縁と言えるのですか？
（念のため、小泉氏的政治手法をもってファシズムだとは思っていませんし、ファシズムを一括して“悪”とも評価していません）
※ 「亀井は小泉の地元で立候補せよとする奇策」は、亀井氏のこれまでの言動と今置かれている政治状況に照らせば、そのような戦術こそが信念をまっとうする道だと言っているだけで、党首討論会の在り方をめぐる議論とはまったく無関係です。
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