★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK11 > 718.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 亀井静香氏が派閥会長の辞意表明 「朝日新聞」 投稿者 怪傑 日時 2005 年 8 月 16 日 04:26:05)
亀井氏が会長辞任 首相「義理人情選挙の終焉」
亀井静香元政調会長が、亀井派会長を辞任することを、会長代行の伊吹文明元労相に伝えた。派にはとどまり、会長は当面、不在となる。郵政民営化関連法案に賛成した前職が亀井氏ら反対派の応援を拒否し、党公認を得られない反対派からは出馬断念の前職も出るなど、派内が混乱した責任を取った形だ。新党結成を模索する亀井氏が、まずは派のしがらみを解く必要があったともみられるが、自ら「オーナー派閥」と呼んだ同派会長を辞任することで、分裂がいっそう現実的になってきた。
「会長を辞めれば『亀井派』と書かないでしょ、マスコミは」。亀井氏は辞任について産経新聞とのインタビューで、こう静かに語った。
亀井派の混乱は深刻だ。衆院解散翌日(九日)の会合で、賛成派から「亀井派を名乗るのは嫌だ」の声が上がり、反対派とは別の選挙態勢で臨む方針を確認。反対派からも亀井氏の手法への反発が徐々に上がり、十二日には事務総長の古屋圭司前衆院議員が亀井氏に「善処」を求めた。
現在の亀井派は、亀井氏のグループと、山崎派に行かなかった旧中曽根派が平成十一年三月に合流。亀井氏は十五年十月、会長に就任した。「オーナー」として所属議員を資金面などで支援する一方、「一致結束の名の下で同調を求めてきた」(若手)という。その手法に反発する形で与謝野馨・現政調会長らが退会したほか、小泉政権で長く非主流派に置かれた影響もあり、不満がくすぶり続けていた。
ただ、会長辞任には派の運営への「責任」だけでない要素もありそうだ。亀井氏は党執行部から郵政法案廃案の「A級戦犯」(党幹部)扱いを受け、非公認での出馬を迫られている。無所属で戦う選択肢もあるが、小泉政権打倒に向けて反対派を結集させた新党結成を模索中で、インタビューでも「綿貫氏と行動を共にする」と、綿貫民輔元衆院議長を党首とする新党結成を検討する考えを明らかにした。
ただ、亀井氏から辞意を伝えられた賛成派の伊吹氏が、記者団に「新党がつくられたら、その時点でその人たちは派から外れる」と述べたように、亀井氏が新党を結成すれば、自らがつくった派を出るという皮肉な事態を招くことになり、亀井派の結束がいっそう弱まるのは避けられない。
十四日に亀井氏から辞任を打ち明けられた盟友の平沼赳夫元経済産業相は記者団に「情の人だから、良かれと思って決断したのだろう。翻意を促しても決意が固い感じだった」と述べた。ただ、今後の派の運営については「伊吹氏が会長代行として機能するのは当然だ」としながらも、「(伊吹氏と話をする)つもりはない」と述べるなど、同派内の溝は深い。
進む自民党内の分裂。亀井氏が会長辞任の意向を表明後、小泉純一郎首相は記者団にこう語った。
「義理人情から、政策本位への選挙っていうのはこれまでなかったでしょう。こりゃまあ、古い自民党をぶっ壊して、新しい自民党をつくるいい例ですよ」
◇
【亀井元政調会長との一問一答】
■新党結成「綿貫氏に決断仰ぐ」
−−小泉政権をどう総括するか
「改革という名のもとの破壊政治だ。人間を人間扱いせず道具扱いすることを基本にしたため、経済が活力を失い、弱肉強食の論理が通る社会を是としてしまった。(そんな社会は)身内に対して刺客を放ってぶっ殺す小泉政治そのものだ」
−−平成十三年の自民党総裁選で小泉氏との政策協定で同氏を支持した
「(首相は)国民が『やってください』ということをやっていない。教育改革だって、景気対策だってそうだ」
−−その政策協定では郵政三事業について「党内論議を踏まえ、さらなる改革を検討」とある
「ほとんどの国民が希望していない郵政改革をポンと取り上げ、(郵政民営化関連法案を)党の了承も得ずに、勝手に総務会長が『賛成多数』と宣言して党議拘束をかけたことにした。しかも国会で否決されたのに、やってはいけない解散をやり、江戸の敵を長崎で討つように、反対した者は公認しない。これは民主主義ではない」
−−衆院選では何を訴えるのか
「恐怖、強権政治に終止符を打ち、自民党が大事にしてきた政策をやる。中小、零細企業や地方社会が活力をもつような政策や、日本の文化、伝統をきっちり守る社会だ。教育基本法や憲法(の改正)もきっちりしないといけない」
−−新党結成は
「綿貫民輔元衆院議長の決断を仰ぐ形になるが、煮詰まっている。綿貫氏と行動を共にすることになるだろう」
−−亀井派の会長職は
「今日(十五日)、会長を辞める。(解散という)恐怖、強権政治を阻止できず、派の連中を非常に苦しい状況に置いたこと、『亀井派』の人が綿貫氏や自見庄三郎元郵政相の刺客となるのは耐え難い。賛成派の人が『亀井派』で選挙をやると、(有権者に)いちいち弁解しないといけない。そういうことをさせたくない」
−−新党結成なら派からも抜けることになる
「新党をつくるかどうかまだ決めていない」
−−決断の時期は
「ポスター作製とかもある。来週くらいには」
http://www.sankei.co.jp/news/morning/16pol003.htm
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK11掲示板