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(回答先: 「造反」36選挙区シミュレーション 22人落選、民主11増 賛成派は現有4議席 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 8 月 15 日 01:31:08)
【混沌05総選挙】復権バトル、真夏の執念
自らの疑惑で衆院議員の座を追われ、刑事被告人となった鈴木宗男氏(57)と辻元清美氏(45)が、国政復帰に向けて出馬の動きを活発化させている。平成十四年の鈴木氏の証人喚問で「あなたは疑惑の総合商社だ」と激しい応酬を繰り広げるなど因縁浅からぬ二人だが、昨年の参院選ではそろって落選した。しかし、良くも悪くも二人の知名度は抜群。参院選でも一定数の得票を集めたことから、分裂選挙で厳しい戦いを強いられる「小泉自民」はもちろん、他陣営も警戒を強めている。
◇
□鈴木宗男氏
■新党18日旗揚げ「みそぎ済んだ」
十三日、鈴木氏は北海道帯広市で開いた後援会の会合で、十八日に地域新党を旗揚げし、衆院選に臨む考えを表明した。
「待ったなしだ。比例代表に三人は立てたい」
記者会見で鈴木氏はそう語ったが、自身が小選挙区からも出馬するかどうかなどは明言しなかった。新党の名称は「大空」「青空」「太陽」「大地」「北海道」などを検討している。
あっせん収賄罪などで昨年十一月に懲役二年の実刑判決を受けた鈴木氏は控訴中。現在も刑事被告人だ。だが昨年七月の参院選では北海道選挙区から無所属で出馬、落選したものの、約四十八万五千票を獲得した。
「迷惑をかけたことは申し訳ないという姿勢に、一定の理解を得られたと思う。『もうみそぎは済んだ』という人もいる」。鈴木氏は、“現状認識”をこう述べる。
八日の衆院解散後、出馬準備を本格化させた。札幌市内の事務所。ひっきりなしにかかる支持者らの電話に、鈴木氏が精力的に応対する。時折、大声で秘書らに指示を飛ばす姿からは、返り咲きへの思いがにじむ。
比例代表北海道ブロックでは、議席獲得に三十万票は必要。参院選の結果を当てはめれば、「ムネオ新党」から当選者が出る可能性は十分だ。自身の出馬方法は明らかにしていないが、「与野党を問わず、候補予定者から水面下で選挙協力の呼びかけがきている。私がキャスチングボートを握っている」と鈴木氏。
「ムネオ新党」候補者が強敵になりかねない自民党は武部勤幹事長(北海道12区)、町村信孝外相(同5区)ら大物陣営も情報収集に躍起だ。
前回衆院選で、鈴木氏の強力な地盤である7区から当選した北村直人氏の陣営では、「昨年の参院選は、小泉政権や自民党への批判と『鈴木期待論』が重なった結果。そのまま衆院選に当てはまることはない」というが、鈴木氏不在の前回衆院選では「鈴木票が民主に流れ、自民支持者が棄権に回った」と、「投票所に北村ファンの足を運ばせる努力をしなければ」と気を引き締める。
北村氏の支援者がぼやく。「出馬方法などを明かさないのは、じらしてマスコミの注目を集めようとする鈴木さんのいつもの手だ」
◇
□辻元清美氏
■著書「前倒し」社民か無所属か
秘書給与詐取事件で昨年二月、東京地裁で懲役二年、執行猶予五年の有罪判決を受けた辻元氏は、大阪10区から近く正式に出馬表明する。昨年夏の参院選で「みそぎ」は済んだと判断、衆院への返り咲きを図る。
関係者によると、参院選後、辻元氏は全国で講演活動などを行い、総選挙に備え資金を蓄えてきた。解散前に地元・大阪府高槻市で開かれた「高槻まつり」では、「辻元です」と笑顔で名刺を渡すなど、総選挙を見据えた活動も始めていた。
出馬の意思は固めたが、「無所属か」「社民復党しての出馬か」で表明が遅れている。公認をめぐり社民党と折衝中だが未定。近く予定される会見では無所属での出馬表明となりそうだ。「(社民からの出馬にこだわるのは)選挙区には強敵がおり、万が一の落選に備え、比例で復活当選するための保険では」(関係者)とみる向きもある。
持論の「平和」「護憲」を訴え高い知名度を生かし、とにかく有権者に顔を見せるイメージ戦を展開する方針だ。
陣営も選挙戦への準備におおわらわ。支援者は「いつもながら辻元の選挙戦は行き当たりばったり。大変ですが慣れっこになりましたよ」と苦笑いだ。これまでの選挙活動も辻元氏が流れに任せてその日の活動を決め、支援者がついていく手法だったという。
著書「へこたれへん。」の発売日も衆院解散を受けて急遽(きゅうきょ)、今月十九日に繰り上げた。高槻市周辺で集中的にサイン会を開く予定で、関係者は「短期決戦は絶好のチャンス」と話す。
大阪10区では民主前職の肥田美代子氏▽自民元職の松浪健太氏▽共産新人の浅沼和仁氏の三人が出馬の予定で、辻元氏に警戒を強める。ある陣営幹部は「知名度が高い上にしゃべりがうまい。選挙に行かない人を投票させる人」と、辻元氏の“カリスマ性”への脅威を明かしている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/14na1001.htm
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